アリアンたちが火と氷の島(アイスランド)から飛ばされたアレシアは,現在のフランス・ブルゴーニュ地方にありました。アレシアの町は、高さ150メートルの台地の上に位置し、そのまわりにはいくつもの丘がありました。
土地の人が話してくれた「戦」とは,紀元前52年の「アレシアの戦い」のことで,紀元前58年にガリア地方の総督に任命されたローマ帝国の執政官ユリウス・カエサルは,ガリア人を征服し領土を広げようとしていました。ガリアを解放するためアルウェルニー族の一人の青年、ウェルキンゲトリクスが反乱を起こしますが,ガリア騎兵隊がローマ軍騎兵隊に敗北してしまったため、城塞都市アレシアにたてこもり約一ヶ月間戦います。
しかし援軍も虚しく敗北してしまい,ウェルキンゲトリクスはカエサルに降伏します。 彼は地下牢で6年間過ごした後、紀元前46年にカエサルの凱旋式の余興としてローマ市内を引き回されて25才の若さで処刑されました。
1865年8月27日、かつてのアレシアの地(現在のアリーズ=セント・レーヌ・)オスワ山頂に、フランスの最初の愛国者としてウェルキンゲトリクスの像が建てられました。
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