午前2:00起床、朝…というか、普段は寝る時間なんですけど(^^;)
3:00にホテル出発、4:00にカイロ空港に到着。
朝ご飯は洋食ボックスで、パンが数種類でそのうちの2つはそれぞれチーズとハムがはさんでありました。リンゴ1つ、ヨーグルトとマンゴージュース。バスの中で食べました。

空港にあった自動販売機。
なんとなく「未開の地」的なイメージがあるので、なんとなく不思議。外国人が「日本ではちょんまげ結って刀挿して歩いてんるんでしょ?」と思うのといっしょか…

5:00のアスワン経由アブシンベル行きの飛行機です。
空港はまだ日も昇ってないよ…
撮影すると怒られるので、こっそり撮りました。

アスワンについたのが5:45、6:15にアスワンを離陸し、6:45頃にアブシンベルに着きました。
隣に座ったムスリムのおじさん、エアコンの吹き出し口を閉めてくれ、「ナセル湖が見えるよ」と教えてくれました。エジプト人の英語の発音はネイティブの発音とはちょっと違っていてわかり辛いです。ネイティブの人なら前後の単語からわかるんでしょうけど…
「ウォルク」と言われ「ウォルク?ウォルクって??」と綴りを聞いて「work」であることがわかりました。「happy」は「ハビィ」、「three」は「サレー」と発音するようです。アスワンに到着した時、「何時に離陸するの?」と聞いて「Quarter to six」が聞き取れず、紙に時計の絵を書いて教えてくれました。「ナセル湖」も「ナセル」と聞こえなかったので「ナセルって大統領の人?」と聞いたら「なんで知ってるの?」みたいなことを言われました。
飛行機からアブシンベル神殿が見えるらしいので、「どっち側に見える?」と聞いたら、反対側の席で、飛行機が旋回するときに見える、とジェスチャー付きで教えてくれました。
ここまでは良かったのですが、その後の会話が…

まず、「どこいくの?昨日は何見た?」から始まって、アラビア語の発音口座(ツタンカーメンとハトシェプストの発音のしかたを習ったが、もう忘れてしまった〜)、「自分は空港で働いてる、でもオフィスはカイロにあるんだ」とうような話のあと、
「結婚してるの?(結婚してる、と答えた)でも指輪してないじゃない(←スルドイ^^; 大事なものだから置いてきたと答えた)」
「今まで行った外国の中でどこが一番すき?」「エジプトはどう?来年もまたくる?おいでよ。(仕事があるしお金もかかるから難しい、と答えたら)じゃあ費用は出して招待するからおいでよ」
(愛するハズバンドがいるからムリ、と言うと)「ずっとエジプトに住むのは?来年もまたエジプトにおいで、あなたがいないエジプトは光が消えたようだ」というような何とも言えないヤバイ方に話が進んでいき、「またおいでよ」の問いに「インシ・アッラー(アラーの思し召しのままに)」と答えましたがダメでした。
添乗員さんは2つ前の席で私の片言の英語の会話を聞いていて、最初は「現地の人と交流してる」と思っていたらしいですが、そのうちに「助け舟を出すべきかどうしよう」と迷っていたそうです。

飛行機を降りるとバスでターミナルまで行くのですが、一緒に行った従姉妹(いとこ)が、混んでいるのにバスの中の方に進んでいかないので、どうしたのかと思ったら、さっきのおじさんがじーっとこちらを見つめていて、ちょっと不気味でした。
機内の会話は冗談だと思っていたのですが、あとでモッちゃんに「エジプトでは男が結婚するのがだんだん難しくなってきていて、男性の平均結婚年齢は37〜42歳くらい。でも寿命は50代位だから、希望を持って暮らすのが難しくなってきた。エジプト人の女性と結婚するには資産がないと親が許さない。できちゃった婚などもってのほか」と聞き「半分(以上?)本気だったのかも…」と思いました。

湖の写真はナセル湖。
アブシンベル空港から神殿まではバスで10〜15分くらい。お土産物屋さんですが、朝早いので開店休業状態です。
いつものごとく役にたっていなそうなセキュリティーチェックをうけ、右方向に進むとナセル湖が見えてきました。

上のパノラマ写真は、神殿を斜め後ろにして眺めるナセル湖。
←クルーズ船でしょうか。
ピンぼけになってしまいました。
眺めが良くて、湖と空の色がとても奇麗だったです。
ぐるっと回り込むと、アブシンベル大神殿が見えてきました。
ラムセス2世が作った岩窟神殿で、岩をくりぬいて作られています。
多分ここは光と音のショーの客席だと思うんですが、そこでモッちゃんからの説明を聞き、そのあと自由行動で見学しました。
後ろに見えるのは、王妃ネフェルタリのために建てられた小神殿。
「ネフェル」とは「美しい」と言う意味。「イリネフェル」「ネフェルティティ」など「ネフェル」がつく女性は他にもいます。

このアブシンベル神殿は、アスワン・ハイ・ダムの建設時に水没する運命にあったのを、ユネスコが各国に呼びかけて遺跡の移築が実現したのですが、その時に鹿島建設がかなり協力したらしく、アブシンベルが水没を免れたのは鹿島建設のおかげなんだそうです。
遺跡を水没から救う方法として、周りに防波堤を作るなどいくつかの案が出ましたが、結局予算の関係から何個ものブロックに分けて移動させ、元の場所より67m高い現在の場所にコンクリートでドームを作り、ブロックを元の状態になるよう積み上げて移築されました。ブロックを積み上げてある状態なので、強度的にはかなり弱くなっており、モッちゃんは地震が起きたときが心配のよう。

アブシンベルは救い出せましたが、まだ湖の底に遺跡がたくさん眠っているそうです。

大神殿・小神殿が両方収まるスポットで全員で記念撮影。定番は手を前で交差するミイラのポーズが、両手を握って前に突き出してしゃがむスフィンクスのポーズだそう。
30分くらいで自由行動で見学しました。

2つの神殿が両方はいるこの場所が、モッちゃんおすすめの撮影スポットだそう。
撮ってもらった写真は、アブシンベルの移築の様子の写真が印刷されたケースと、神殿内部の絵はがき付きで35LEくらいだったかなぁ、ちょっと忘れてしまいました。
でもそれほど高いと思わなかった気がします。←日本価格と比べると、だけど
昔は絵はがきはなかったそうです。値段的になんだかんだと言われるようになったので、絵はがきが着くようになったとか。

とにかく大きいので、カメラに納まらない。

ところで、今何度なんだろう?と温度計を取り出すと、43度くらいでした。
時間は朝9時くらいだと思います。
左右にある3体の像は、両方ともラムセス2世、ネフェルタリ、ラムセス2世の順で並んでます。
顔の部分拡大。
男性上位のエジプトで、王妃のための神殿を作ること、そして王と王妃の像の大きさが同じということは、すごく珍しいそうです。
隣にある大神殿では、ネフェルタリ王妃の像は王の膝ぐらいまでの高さしかありません。

遺跡内は撮影禁止だったので、外見の画像だけです。

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