ハトシェプスト女王
葬祭殿の地図
続いてハトシェプスト女王葬祭殿。
中に入るとセキュリティーチェック。
ここでも葬祭殿までは連結自動車?に乗っていく。
遥か向こうに葬祭殿が見える。
モッちゃんに聞いてみた。
「葬祭殿はお参りする場所なの?」
「本葬するまで安置しておくところ」という答えが返ってきた。
「じゃあ日本の殯(もがり)みたいなもの?」と言うと「そうだね」

モッちゃん、すごい…
殯という言葉を知っているなんて。

これはもしや…!?
そう、「コーラ御殿」です。
ハトシェプスト女王葬祭殿には売店がなく、バケツに氷とコーラを入れて売りにくるおじさんがいるため、休憩所はコーラ御殿と呼ばれてます。
コーラ御殿の近くで降りる。
右上を見上げると、岩山を人が歩いている。
王家の谷へ続いてるんだそうですが、歩くとかなりきついらしいです。
(1) プントの木
神殿入り口にある木の根っこ。
ハトシェプスト女王がプントから持って帰ってきたものだそう。
左右2本ありましたが、どっちも枯れた根っこだけ。
第2テラスへの階段を上る。
階段の右側の眺め。
とにかく広いです。
第2テラスを向かって左の方向へ。
まずは第2テラスの列柱室から。
振り返るとレリーフのついた破片が並んでる。
その向こうにバスの駐車場と、セキュリティーのある入り口。
プント遠征のレリーフ
(2) 船のレリーフ
※レリーフがはっきり見えるように、色調は補正してあります。本物はもっと色が薄いです。
こぎ手が20人くらいでしょうか、かなり大きな船で交易をしたみたいです。
これは多分出発するところ。
(3)プント国への贈り物のレリーフ
左上の太った人がプント国の女王。
真ん中にはプント国への捧げもののパン、葡萄酒、ビール、肉、果物など。
捧げものの右側にエジプト人の兵士。
一番下には川を泳ぐ魚の姿があります。

これはレプリカで、本物はエジプト博物館にあるらしい。

(3) プントの家
プントの人の家は、高床式だったことがわかります。
家はまるっこくて、少なくともレンガ製ではなさそう。
(2) 持って帰る交易品を船に積み込んでいるレリーフ
黒檀、象牙、黄金、香木、香料、ヒョウの毛皮などを持って帰ったらしい。
(2) 部分拡大。
砂袋みたいなものを担いで、船に積み込んでます。
根っこ付きの香木を担いで船に乗せている絵も。
(2) 指で示しているところが水を表していて、魚のレリーフが描かれてます。
プント国は紅海沿岸にあった国らしく、水の中には熱帯魚のレリーフもありました。
(2) 交易物を積んで、エジプトへ帰るところ。
左隅に香木(ミルラの木)が積まれてます。
(4) 交易物をアモン神に捧げているところらしい。
香木が大きく3本見えます。
ミルラの木はカルナックのアモン庭園に30本植えられたらしいので、ろうそくのように1つで10本分なのかも。
(4) ミルラを積み上げて、計っているらしいです。
(4) 積み上げた山の上には、はかりと大量の香木が。
(5) ハトシェプスト女王のレリーフ
続いて、ハトホル礼拝堂へ。
(6) 雌牛の姿のハトホル女神
(7) 前柱廊の中へ。
(7) 左の壁面には、雌牛の姿のハトホル女神のから乳を飲んでいる、ハトシェプスト女王のレリーフ。
(8) 船と、女王と兵士のレリーフ。
(8) 礼拝堂の前面のレリーフ。
ここにも牛の姿のハトホル女神。
列柱ホールのハトホル柱。
柱の上部に雌牛の耳を持つハトホル女神の肖像が刻まれてます。
ハトホル礼拝堂から出たところ。
右側は地震で崩れてしまった、メンチュヘテプ2世の葬祭殿。
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