中へカメラ持ち込みはダメ、ということなので、クロークへ預けて入りました。
が、ヨーロッパ人は携帯で撮影したりしてました。
現地ガイドさんは、それぞれ自分が見てほしい!と思っているものを説明しているみたいでした。

説明があったのは、

メンカウラー王の像 3体のもの
子供用のミイラ解剖台 大理石でできている。血が流れやすいように傾いている。
書記の像 太っている書記は経歴が長い=裕福になる=ベテラン らしい。瞳には水晶が嵌っているものが多いようだ
カフラー王の像 後ろにハヤブサがついているタイプ
レリーフ レリーフには2種類存在しているが、なぜでしょう?と言う宿題が出た。
鴨の絵 メィドゥムの王子の墓(ネフェルマアットのマスタバのこと)から出土した。石の文化のなかで、唯一?パピルスに水彩で着色されたものらしい。鴨の向きで南を示していたそうだ。
セネブの家族像 男だけ不自然に小さいのは、小人症だからで、王族専用のピエロだとか。妻が夫によりそい、肩を抱くようにしており、足下に子供もいるため、妻は夫に満足していたことを表してるんだそう。
ラヘテプとネフェルと夫妻の像 こちらの像も、目は水晶。すごくきれいだった。
クフ王の像 7cmのもの。象牙製らしい。
メントホテプ2世像 不自然に足が太い像。
ラギ王子の石棺 中にはびっしり絵が描かれていて、頭の方には枕の絵、足の方にはサンダルの絵と、ミイラの入る向きを考慮して絵を描いていたそう。
トトメス3世とハトホル女神 石棺なのか、石室なのか…。カラフルな壁画が描かれていて、全く色あせていない。金・ラピスラズリ・象牙・エメラルド・珊瑚・ガーネットなどの宝石をすりつぶして彩色に使用したそうだ。
アクエンアテンの石棺 透かし彫りのような感じの石棺で、欠損部分があるためアクリルで補強されていた。耐熱ガラスの上に金細工が施されている
ツタンカーメンの厨子 金箔ばりにトルコ石の模様。狭い石室に納めるため一度完成したものをカットし、王家の谷にパーツを運び込んでからもう一度組み立てたそう。奥に牛のレリーフが描かれている。
ツタンカーメン王
アクセサリー入れ、スパイス類、杖などや下着などもありました。下着は不自然なくらいすごく大きく、お相撲さんが着るようなサイズ。父親のアクエンアテン王も下腹部が女性のように太い像がたくさん残されており、なんとツタンカーメンの使用済みコンドームから精子が検出されたとか。ツタンカーメンの子供とおぼしきミイラが埋葬されていたりしたことから、モッちゃんの説は「ツタンカーメンは染色体異常かなにかで子供を作らないようにしていた」ということである。

黄金のマスクやアクセサリーなどは、日本では考えられないくらいの至近距離(1m以内)で、じっくり眺めることができました。

ミイラ室
別料金を払って、ミイラ室に。ぐるぐる巻きで布にくるまれた状態のミイラも。カツラをかぶっていたり、毛が残っているミイラもあった。ラムセス2世のミイラは、「アデル」の映画よりも華奢な感じ。
別料金がいらないミイラ室には、サルや猫、ワニや魚のミイラもありました。魚のミイラは剥製みたいに形がしっかりしていて、いったいどうやって作ったんだろう…不思議。
鳥のミイラは骨格標本状態になったものもあった。
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