日: 2009年9月20日

CS日本映画専門チャンネル公式サイトの「お客様のこえ」ページで、視聴者からのリクエストに対する回答として、2009年12月より、「岡本喜八監督特集」を4ヶ月連続放送する事を告知していた。
（https://www.nihon-eiga.com/contribution/cnt1.html）

さらに12月から４ヶ月連続で岡本喜八監督作品の特集とチャンネルオリジナル番組も放送予定ですのでぜひお楽しみに！これからも日本映画専門チャンネルをよろしくお願いいたします。

ということで、再び岡本喜八監督特集が。
喜八監督が亡くなってすぐの2005年4月から36作品が追悼放送されていたけども、今度は何作品が放送されるのかが気になるところですな。

参考までに前回の特集「監督・岡本喜八の世界～3ヶ月連続、36作品放送～」で放送された作品は以下の通り。

・EAST MEETS WEST
・ああ爆弾
・ある日わたしは
・ダイナマイトどんどん
・どぶ鼠作戦
・にっぽん三銃士 おさらば東京の巻
・にっぽん三銃士 博多帯しめ一本どっこの巻
・ブルークリスマス
・暗黒街の顔役
・暗黒街の対決
・暗黒街の弾痕
・顔役暁に死す
・近頃なぜかチャールストン
・激動の昭和史 沖縄決戦
・結婚のすべて
・血と砂
・月給泥棒
・江分利満氏の優雅な生活
・座頭市と用心棒
・殺人狂時代
・斬る
・姿三四郎
・侍
・若い娘たち
・青葉繁れる
・赤毛
・戦国野郎
・大学の山賊たち
・大菩薩峠
・大誘拐
・地獄の饗宴
・独立愚連隊
・独立愚連隊西へ
・肉弾
・日本のいちばん長い日
・吶喊

・わが映画人生～岡本喜八監督インタビュー

なお、監督した映画全39作品の中で、上記特集内では放送されなかったのが以下の3作品。
・ジャズ大名（特集内では放送されなかったが、2008年5月他に放送された）
・英霊達の応援歌
・助太刀屋助六


「暗黒街の顔役」や「激動の昭和史 沖縄決戦」、「日本のいちばん長い日」、「独立愚連隊」などの代表作はその後も再放送されているけども、初期作品なんかは放送される機会が少ないので、是非とも年末の特集放送に加えて欲しいところですな。

あと、前回の特集は番宣に「ゴースト・ワールド」で使われてた”Jaan Pehechaan Ho”って曲がのってて、岡本喜八の映像とイヤにマッチしていたんで、今回はどんな番宣が来るのかにもちょっと注目。

＜「Jaan Pehechaan Ho」＞



＜関連＞
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テレ東のサイトに、午後のロードショー 2009年10月のラインナップが掲載されていた。
（http://www.tv-tokyo.co.jp/telecine/oa_afr_load/）

10月は「特攻野郎Ａチームウィーク」として、日本では2時間スペシャルで放送されたエピソードから4本を放送。
そして、その翌週には「’７０年代名作シネマ」として「バラキ」「華麗なるヒコーキ野郎」「さらば愛しき女よ」「アイガー・サンクション」を放送。
10/15には「トランザム７０００」も。


なお、「特攻野郎Ａチーム」は、2009年11月26日「ユニバーサルTVシリーズ スペシャル・プライス」シリーズ[Amazon]として廉価版DVDが発売予定。

第1シーズンから最終シーズンとなる第5シーズンまで、DVDセットが各シーズン　税込定価4980円（本記事掲載時点でのAmazon価格は3,686円）でリリース。

各シーズンでは話数が違うので収録枚数にも差があるものの、シーズン3や4の8枚組でも3,686円というのはちょっとしたレンタルみたいな値段ですな。

その「Ａチーム」の他、「エアーウルフ」、「ナイトライダー」、「マイアミ・バイス」、「刑事コロンボ」、「大草原の小さな家シーズン」ほか、多数のユニバーサルTVシリーズが同価格でリリース予定。

・シーズンセットが3,686円
　懐かしの人気TVシリーズ「ユニバーサルTVシリーズ スペシャル・プライス」キャンペーン[Amazon]



ということで、10月のラインナップは以下のとおり。

山田太一 脚本のドラマ「岸辺のアルバム」は、明日9/21　CS TBSチャンネルで全15話一挙放送。
（http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/lineup/d0038.html）

みどころ

山田太一脚本のテレビドラマ史に残る名作｢岸辺のアルバム｣。淡い水彩画のような、おっとりしたタイトルとは裏腹に、このドラマはあえて「衝撃の家庭ドラマ」と銘打っている。激情的な人間模様、生臭い話、どろどろした性の問題を内包した作品だ。またその一方で、このドラマは「家庭とは何だろう?」「親と子の関係はどうあるべきか」といった普遍的な難問と正面から取り組んでいる。東京郊外の多摩川沿いに住む中流家庭を舞台に、初回放送当時のホームドラマでは一切タブーとされてきたエピソードが次々と展開される。



あらすじ

東京郊外の多摩川沿いに住む中流家庭。一見すると幸せそうに見える4人の家族。しかし、実はそれぞれが問題を抱えていた。

母・則子(八千草薫)は良妻賢母型の専業主婦。だが、見知らぬ男から電話がかかってくるようになる。はじめは知らん顔をするも、やがてその男と会うようになり、そして…。父・謙作(杉浦直樹)は有名大学出の商社マン。だが、実のところ会社は倒産寸前の状態…。娘・律子(中田喜子)は大学生。なかなかの秀才で大学も簡単に合格した。だが、ここ一年は家族に対して心を閉ざしている。やがて、アメリカ人男性と交際するようになるが…。息子・繁(国広富之)は大学受験を控えた高校生。決して勉強のできる方ではないが、心の優しい性格の青年だ。だが、両親や姉の異変に気付き、思い悩むことに…。

ということで、あんなにヘビーなドラマを朝の10時から夜10時半まで一挙放送という、観てる方にとっちゃ「ゲームセンターCX」24時間放送よりしんどいこの企画。

放送は明日2009.9/21　朝10：00～22：30　CS TBSチャンネルで。
各話スケジュールは以下の通り。
10:00～10:50 #1
10:50～11:40 #2
11:40～12:30 #3
12:30～13:20 #4
13:20～14:10 #5
14:10～15:00 #6
15:00～15:50 #7
15:50～16:40 #8
16:40～17:30 #9
17:30～18:20 #10
18:20～19:10 #11
19:10～20:00 #12
20:00～20:50 #13
20:50～21:40 #14
21:40～22:30 #15

そんなに一気に観られねーよ！という人向けに、10/23から月〜金ベルト放送。
10/23　18：00〜19：00、リピートは10/26　朝08：00〜09：00。

八千草薫、杉浦直樹、中田喜子、国広富之、竹脇無我、風吹ジュン、新井康弘、村野武範、原知佐子、津川雅彦、沢田雅美、山口いずみほか。


それから、いつの間にか「岸辺のアルバム」がコミック化されてたのが驚き。
現代風にアレンジされているそうで、講談社のコミックプラスに登録すれば、第1話の試し読みが可能とのこと。
（http://kc.kodansha.co.jp/content/top.php/1000004514）
まぁ、、ブックオフに有ったら買ってみるかって感じだな、、、。


＜関連＞
・来週9/26、山田太一 脚本、笠智衆 主演の「冬構え」をNHKアーカイブスで再放送する模様
　（http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-09-19-2）
・昔焼いたDVD-Rの劣化チェックがてら山田太一「岸辺のアルバム」を久々に観賞中
　（http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-02-11）