S端子出力画質を比べてみた→REGZA 47Z2000/RD-X6/HDR
JC-5000の映像が縦に5%程度のびている記事で映像を比べたついでに、
以前から気になっていたREGZA 47Z2000のデジタル放送録画出力端子、
RD-X6のデジタルチューナー専用出力端子、
JC-5000の映像出力の画質を比べてみた。
実際の録画環境での画質を再現するため、いずれも各機器からRX-5000を経由し、RD-X6 ビットレート9.2Mbpsで録画。
<サンプル(1):テロップのシャープさの比較>
下記画像の黄枠部分を400%に拡大
↓参考:HD映像を吸い出したりキャプる術がないので、デジカメ画面撮り
※HUMAX JC-5000がD1、D2、D3の3枚あるのは、別記事の通り、D端子出力解像度の設定がS端子の映像にも影響する為。
<サンプル(2)MPEG2動画ファイル>
サンプル(1)だけでは、サブピクセルの配置の違いで甘かったりシャープに見えるだけという事もあるので、元のMPEG2ファイルも置いてみた。
なお、画質の違いを見るためなので、あえてピクセルアスペクトは1:1、音声は無し、各34MB前後。
・東芝 47Z2000 デジタル放送録画出力端子(S端子)
・東芝 RD-X6 デジタルチューナー専用出力端子(S端子)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D1時)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D2時)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D3時)
※スマートレンダリングで切り出しているので、頭/尻の最大1秒弱程度は再エンコードされた映像になってる可能性高し。
※JC-5000は出力映像の輝度が高めになっているため、普段はRD-X6の「録画映像効果設定:録画映像モード」で適正値になる様に調整しているが、今回は同一条件での比較と言うことを重視したので、あえて他機種と同じ数値で録画。
まず、47Z2000のデジタル放送録画出力端子(S端子)は、かなり甘い画質で、像の木目なんかを見ても、ディテールが失われている印象。
なにも絶対にカリカリにシャープな画を!というわけではないけども、ディテールが潰れてしまうまでソフトなのは困りもの。
Z2000側で録画予約をすると、LAN経由でRD-X6にも予約情報が転送され、デジタル放送の予約が非常に楽になる「テレビ de ナビ予約」があるだけに、画質がX6のデジタルチューナー専用出力並みだったらと、大変残念、、、。
次のRD-X6 デジタルチューナー専用出力端子は、ややオーバーシュートがでる傾向ではあるものの、程よくシャープで、元のHD映像からディテール重視のダウンコンバートがされているといった印象。
3番目のJC-5000 D端子出力設定D1時は、シャープネスもまずまずで、かといってオーバーシュートがきついわけでもなく、なかなかバランスがとれている感じ。
4番目のJC-5000 D端子出力設定D2時は、47Z2000ほどではないものの、やや甘くなる印象。
最後のJC-5000 D端子出力設定D3時は、D2時とあまり変化が無いようにみえるけれども、若干シャープではある、ただし、D3時はS出力の映像が縦に5%程度のびてしまうので使い物にはならず。
ということで、今回の3機種の中では、X6のデジタルチューナー専用出力端子がいちばんシャープで、パッと見の見栄えはいちばん良く、次点はJC-5000のD1時という感じに。
孫コピーが作れない以上、向こうン十年再生が保証されるHD録画メディアというのが見えて、更にランニングコスト的に手軽になればこんな比較はしなくても良いんだろうけどもねぇ、、、。
今の自分の録り方だと、HD録画メディア代でえらいことに、、、。

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J:COM [HDR] JC-5000 D3/D4/1125i設定時のS端子出力映像
JC-5000は、D端子の出力解像度の設定(D1,D2,D3,D4,1152i固定)にかかわらず、コンポジット/S端子にも映像が出力されるので、TV視聴とキャプチャなどを同時に行う人にとっては非常に重宝する仕様となっている。
(ある意味当たり前の機能ではあるものの、それが出来ない機種も中にはある。 たとえばRD-X6などは、D2以上の解像度にした場合、デジタルチューナー専用出力端子以外のコンポジット/S出力から映像が出力されない仕様。)
で、このJC-5000のS端子出力。
D端子の出力解像度設定がD1ではS端子の映像も正常に出力がされているものの、なんと、D3,D4,1152i固定の出力解像度設定では、S端子出力の画面が縦に5%程度のびている事が判明。
こんな感じ↓
左が東芝RD-X6のデジタルチューナー専用出力端子の映像(正常なサイズ)、右がJC-5000のD3解像度設定時のS端子の映像(あぁややこしい)。
黄色い矢印の部分に注目すると分かりやすいが、JC-5000は縦に延びていて天地がカットされている。
なお、この症状は地デジ、BSDのHD放送時にのみ起こり、SD放送のNHK BS1/BS2や、CSチャンネルでD3以上に出力解像度を変更しても正常なサイズで映るので、HD放送のダウンコンバート時に起こっている問題っぽい感じ。
ということで、S端子を録画用途に使う場合はD1設定にしておかないと微妙に縦長な状態で録画してしまうハメに、、、。
まったく、録画専用出力端子搭載の松下STBがうらやましい限りですなぁ。
<2007.08.27追記>
実際の録画映像のMPEG2ファイルをup。
(別記事:「S端子出力画質を比べてみた→REGZA 47Z2000/RD-X6/HDR」に掲載しているムービーと同一のもの。)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D1時)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D2時)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D3時)
ディレクTVプロモーションチャンネルのクロージング映像[YouTube]
YouTubeに、2000年9月30日にサービスを終了した「ディレクTV」のクロージング映像がアップされていた。
(http://jp.youtube.com/watch?v=JW94mNgCf2k)
なんとも悲壮感溢れる映像、、、。
<ディレクTV 200ch(プロモ) 最終案内/クロージング>

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