「日本のこわい夜〜特別篇」を久しぶりに観てみた
「日本のこわい夜〜特別篇」(オンエア版)を久しぶりに観てみた。
「ノロイ」公開直後に放送されたTVドラマで、同じ一瀬Pと白石監督のコンビの作品。
フェイクドキュメンタリーではあるけれども、9割方くりぃむしちゅーの二人が司会役を務める「本当にあった史上最恐ベスト10」という架空の心霊バラエティ特番スタイルの演出で、残り1割は一般的なドラマ的演出のパートで構成されている。
まず、この心霊バラエティ番組(を装ったドラマ)は、ランキング形式で進行する格好で、第10位に「ほんとにあった! 呪いのビデオ」的な心霊映像集、9位はヒロシがキャバ嬢の霊が出るという店での体験レポート、そして、第8位がこの作品のメインパートとなる「本当にあった呪怨の家」と題された中継モノ。(「呪怨の家」というから、「呪怨」シリーズや「放送禁止 1」で使われた例の家なのかと思ったら、全然違う家)
現場レポーター役の友近がスタジオとやり取りをしつつ、この「家」の中をレポートするというもので、いわゆるオバケ屋敷映画の定番シーンの様な事をやりつつ、怪現象を起こしてみたり霊が映し込んでみたりするなか、スタジオでも気分が悪くなる人が続出し、霊能者らの判断で番組収録は中断となる。
その後、くりぃむしちゅーの二人が現場で供養のお祓いを済ませ、帰宅する様子が通常のドラマ演出となりオチをつけるといった流れ。
そして、エンドクレジットに再びバラエティ収録現場。
この時点でもフィクションという事を理解していない視聴者のための配慮か、本当に何も知らされていなかった女性ゲストらに「全部作りでした」というネタばらしで駄目押しして終了。
勝俣州和や劇団ひとり、ユンソナ、さくら、なぎら健壱、ヒロシらタレントを雛壇にすえたバラエティパートは、最近の特番としてはゲストが少なめで、スタジオも狭めではあるものの、司会運びやカメラ割、編集等々、一見すると本当の心霊バラエティに見えるくらい出来が良くて、実際にバラエティ番組を制作しているスタッフで収録・編集をしたのかもしれない。
「ノロイ」では、いかにもTV番組を作った事の無いスタッフが作りました的な番組映像(の再現ビデオ)が気になるという人も多かったようだけども、この「日本のこわい夜」のレベルで番組映像を作る事が出来たら、もうすこしリアリティを持たせる事が出来たんじゃないかと、ちと残念。
この作品は、製作会社オズの劇場作品宣伝番組としての目的もあった様で、「ノロイ」や「 輪廻 」の予告などが「番組中に」入れ込まれている。
徹底して「実話」であることを強調した宣伝方法をとった「ノロイ」も、「実はこの「日本のこわい夜」と同じフェイクドキュメンタリーなんだよ」ってことを遠回しにネタばらしするための作品であったとも考えられるので、この2本をセットでみるのもまた面白いけども、例によって、「ヤラセだ」「演技だ」とか言わないと気が済まない人にはおすすめ出来ない(笑)
こちらは、その前年のオムニバスドラマ版↓
Vector、3,986タイトルのソフトにウィルス混入
Vectorが、2006年9月27日(水)の午前1:00〜午後1:30の間にダウンロードされたソフト3,986タイトルに、ウィルスが混入していたと発表していた。
(http://www.vector.co.jp/info/060927_system_maint.html)
問題となっている期間中、実際にダウンロードされたものは807タイトルで、計7,873回ダウンロードされた模様。
幸い、その期間中にVectorからはなにもダウンしていなかったけど、有名サイトからのダウンロードという事で、あまり注意してなかった人もいるだろうなぁ。
いやはや、、、、。
とはいえ、最近はダウンロードファイルのみのスキャンしかしていなかったので、この機会にローカルボリュームのフルスキャンを実行中。