野島伸司「あいくるしい」の再放送が始まるようだ。
地上波TBSで明日5/6に最終回となる「先生知らないの?」の再放送の後番組として、野島伸司の「あいくるしい」が再放送開始となる模様。
(http://www.tbs.co.jp/tv/daily/20080512.html)
放送は、2008.5/12の25:59より。
脚本:野島伸司 / 演出:吉田健 / 出演:市原隼人、綾瀬はるか、竹中直人、神木隆之介、原田美枝子、杉浦直樹、桜井幸子ほか
5/12は27:20までの81分の放送枠となっているので、もしかしたら本放送時15分枠大だった第1回がノーカット放送となるのかも?
まぁただ、これまでもこの枠では、70分枠とってるから拡大枠の回もノーカットだろうと喜んでいたら、CMや番宣がやたらに長く、本編正味が46分のカット版だったという事も有ったので、油断は出来ないけど、、、(笑)
ヱヴァ序DVD:”Explanation of EVANGELION:1.01″を観てみた
“Explanation of EVANGELION:1.01″を観てみた。
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版ブログ:序」でも紹介されている通り、ほんのわずかな尺のカットに出てくる兵器や施設などについてもスーパーが乗っていて、しかも「ストラクチャー基礎梁固定用熱間圧延異形棒鋼式大型ロックボルト」(あってる?)なんて、普通に読むのも大変なスーパーが数秒で消えていってしまうので、常時リモコン片手の視聴(笑)
で、感心したのが、スーパーのアナログ感。
ブックレット上では”Explanation”の制作プロセスは説明されていないけども、普通に考えたら、本編ディスク用にテレシネされた「1.01」本編マスターに対して、PC上ないしポスプロ作業でスーパーを乗せていく、という作業になるはず。 なんだけども、どうもそういう当たり前かつ、簡単な作業だけじゃないっぽい。
スーパーを映像に馴染ませるため、白スーパーの明度を少し下げたり、文字のエッジをわずかにぼかしたり、微妙にノイズを足したりという部分は、すこしこだわりのある人なら誰でも思いつくと思うんだけども、画止まりがイマイチなフィルムのスーパーの感じをシミュレートしたのか、わずかなブレが加えられているカットも含まれていたのが面白かった。
「含まれていた」というのは、そうでないカットもあったりするのが実に興味深い。
この「1.01」の本編の映像もテレシネで、スタビライズもカンペキではないので、極わずかに上下左右にブレている事が多く若干画止まりが悪い。
その映像に、デジタル制作のスーパー素材を乗せるという話になった時、本編は微妙にブレて、スーパーは完全に固定されている状態になるのが最も簡単な仕上げかたになるはずで、その様にスーパーが(ほぼ)ビシッと止まっている様に見えるカットも相当数ある。(例:特装版DVD 0:00:41「神奈川県 小田原市 旧根府川付近」他)
が、それだけではイカンと思ったのか、スーパー自体にもわずかなブレを加えているカットがあったりして、フィルム感を醸し出している。
普通に考えられる方法だと、本編のブレとは別個に加える事になるスーパーのブレは、両者のブレ方向が一致せず、それぞれがバラバラの方向にブレるのが当然で、フィルム上で合成されたスーパーのシミュレーションとして考えた場合、これもスーパー合成の原理上起こり得るブレなので、「凝ってんなぁ」と感心しちゃうレベル。
が、そこから更に手間をかけているのでは?と思える点がある。
それは、本編のブレ方向に、スーパーのブレ方向が同期しているカット。(例;0:00:44「国際連合軍 第3師団第3戦車大隊 76式戦車(改)」他)
1カットだけなら偶然という事もあり得るけど、結構な数のカットが同様の動きを見せていて、スーパーを本編のブレにマッチムーブさせてるとしか思えない。(ブレが寸分の狂い無く完全に同期しているわけではなく、極々僅かに本編ブレとスーパーのブレがズレている)
単独のブレが加えられたスーパーを合成した本編デジタルデータをフィルムレコーディング→テレシネしたというプロセスも可能性としてはアリかも知れないけども、そもそもコスト的に考えて現実的ではなさそうなので、やっぱりマッチムーブしか考えられないんだけど、実際はどうなんだろう、、、。
ただ、「1.01」にするにあたって、再度フィルムレコーディングを行うカットも相当数合ったはずなので、スーパー入りも一緒にやっちゃったという可能性も高いけど。
あとは、劇場公開版そのままのカットと、1.01で修正が入ったカットでスーパー入れのプロセスが異なっている可能性もある。
まぁ、それはともかく、マッチムーブ自体は、ちょっとAfterEffectsあたりを使える程度のスキルさえあれば、技術レベルとしても大した事ではないし、作業自体の敷居は高くはないはずだけれども、そういう問題ではなく、もしも自分の想像通り、こういう部分にこだわりをもってスーパーのブレを意図的に加える指示を出しているのだとしたら、そのマニアックさがステキすぎる。
この”Explanation”のスーパーの凝り様、そして、世間では不評を買っている(テレシネの)本編も、フィルムレコーディングそのものが、庵野が目的とするルックを再現するためのフィルタワークのひとつで、そうして出来たネガこそが完成品と考え、DVDは当然そのフィルムから起こしたプリントからテレシネをするという手法、また、特装版DVDブックレットの「ミニチュア感覚」「操演感覚」の項で解説されている特撮映画を意識したあえてチープな映像をヨシとする考えのもとに施された演出等々、どれにも庵野の好みが明確に現れていて、感心しつつもちょっと呆れてしまうゴールデンウィークまっただ中の夕方、、、。
というか、お金は有るんだろうから、また自主製作で実写特撮映画撮ればいいのにとか思ったり、、、(笑)
BSマンガ夜話第34弾に、「男組」、「ハチミツとクローバー」など[animeanime.jp]
animeanime.jpが「BSマンガ夜話第34弾に、「男組」、「ハチミツとクローバー」など」という記事を掲載していた。
(http://animeanime.jp/news/archives/2008/05/bs34.html)
NHK BSの人気番組「BSマンガ夜話」が、6月17日から18日まで3回わたり放映する第34弾の作品を発表した。今回、取り上げられるのは『へうげもの』(山田芳裕著)、『男組』(原作・雁屋哲、作画:池上遼一)、『ハチミツとクローバー』(羽海野チカ)の3作品である
ということで、第34弾ラインナップは以下のとおり。
6月17日(火) 24時~ 山田芳裕 「へうげもの」
6月18日(水) 24時~ 雁屋哲 原作・池上遼一 作画 「男組」
6月19日(木) 24時~ 羽海野チカ 「ハチミツとクローバー」
約2年半ぶりの復活となった前回の第33弾から半年で第34弾とは、なかなかステキだ。
前回はゲストのセレクションも良かったから、今回もちょっと期待ですな。
今回は作品の傾向的にちょっと違うと思うけど、機会が有ったら石堂夏央をまた呼んで欲しいなぁ。
もう、「マンガ夜話」は、作品自体はどうでも良くて、レギュラーやゲストたちの作品評そのものを楽しむ番組になっちゃってる部分も有るんだから、まず呼びたいゲストありきで作品選定をしちゃって欲しいってのが個人的な感想かも。(とっくにそういう選び方をしてるのかもしれないけど。)