ITmedia +Dが、ソニー新「BRAVIA」の一部機種に搭載された新しい「モーションフロー」について、「倍速駆動にプラスα:撮像ボケを解消する新「モーションフロー」とは?」という解説記事を掲載していた。
(http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0708/30/news008.html)
「倍速駆動にしても映像のボケた印象を完全に払拭することはできない。その理由は、撮影時に現場の明るさやシャッタースピードなど、さまざまな制約でボヤけた映像が撮影されるため」と指摘する。
シャッタースピードによるブレまで低減させようと言うこと?
そりゃ、小奇麗な映像にはなるんだろうけど、なんだか、いよいよ触れてはいけない領域にまで手を出し始めている気が。
実際の映像は見ていないけども、民生ビデオカメラでシャッタースピード上げた時みたいに、パラパラした描き換えの映像にならないかというのと、トレール系のエフェクトなんかで誤検出・補正破綻が起こらないかというのがちょっと気になる。
まぁ、たぶん全然大丈夫なんだろうけど。
ただ、いわゆる特撮映像が実写動画との違和感を低減するために発明された技術、つまり、ストップモーション・アニメではゴー・モーションが発明され、CG映像では現在もモーション・ブラーが日常的に使用されていて、そんなぎこちなさを解消すべく発明された技術を否定しているような気さえするのは、神経質すぎ?
まぁ、液晶テレビでは多かれ少なかれ撮影・制作時には意図していない残像が加わるわけだから、なぜそれには突っ込まないと言われそうだけども。