特集「独占日本初放送も必見! 名匠クロード・シャブロル貴重作セレクション」はスターチャンネル2で明日11/19から2日連続放送。
(https://www.star-ch.jp/feature/detail.php?special_id=20221112)
戦後のフランス映画界に台頭した若い才能による新たな映画潮流”ヌーヴェル・ヴァーグ(新しい波)”。
映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ」で批評家として映画を論じ、やがて映画監督となって名を馳せた、いわゆる“カイエ派”の5人衆がいる。
言わずと知れた、ゴダール、トリュフォー、シャブロル、リヴェット、ロメールである。
彼らは、アメリカ映画、特にアメリカ本国では低俗な娯楽作と見做されていたメロドラマやサスペンス、犯罪映画などに独自の“作家性”を見出し、 世界的な再評価のきっかけを作ったことでも知られている。それらの中の一つが、ヒッチコック映画である。 ヒッチコック監督とヌーヴェエル・ヴァーグといえば、まず想起されるのは、あの有名なトリュフォーとの全作品インタビューだろう。 「ヒッチコック/トリュフォー 映画術」として一冊の本にまとめられ、今なお、映画ファンのバイブルとして映画本の金字塔の一つと言われるロングセラーだ。
しかし、それに遥かに先立ち、世界最初のヒッチコック論「ヒッチコック」(1957年)を出版したのは、シャブロル(ロメールとの共著)だった。
他のカイエ派の監督たちが、敬愛する映画作家たちの作風とはまったく違う映画スタイルを確立していったのに対し、 シャブロルはヒッチコックと同じく、サスペンスやミステリー作品を数多く残した。しかし、日本で広く知られている作品は残念ながらわずかである。
監督デビュー2作目でベルリン国際映画祭・金熊賞に輝いた『いとこ同志』(1959)での認知に留まっていると言っても過言ではない、不遇の名匠シャブロル。
今月は、エラリー・クイーンの原作をベースにした日本初公開の『十日間の不思議』を含む傑作4作品で、シャブロル監督の未知の世界へご案内しよう。
ということで、スタチャンがクロード・シャブロル貴重作セレクションと題し、監督作4作品を放送。
放送は明日2022.11/19・11/20 下記のスケジュールで。スターチャンネル2。
11/19 13:30~15:30 野獣死すべし(1969)(再:11/27)
11/19 15:30~17:10 肉屋(1970)(再:11/28)
11/20 13:00~14:50 一寸先は闇(1971)(再:11/29
11/20 14:50~16:50 十日間の不思議(1971)(再:11/30)
ちなみに「肉屋」は、2008年にウィリアム・フリードキンが、”「見るたびに悪夢にうなされたような気分になれる」と太鼓判を押したホラー映画13本”の中の1本に選んだ作品。(https://eiga.com/news/20081030/11/)
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