「松本清張 没後20年 特別企画 ドラマスペシャル 波の塔」はテレビ朝日で明日6/23夜放送。
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松本清張 没後20年 特別企画 ドラマスペシャル『波の塔』 松本清張、不朽の名作が蘇る! 高度成長期の昭和を舞台にサスペンスと大人のロマンスが絡み合うー



昭和35年、東京・赤坂のダンスホールで一人の踊り子が殺害される。東京地方検察庁の検事・小野木喬夫(沢村一樹)は、容疑者で建設省の役人・梨本秀雄(小松和重)を追って山梨へ。そこで小野木は、湖畔に一人たたずむ美しい女性と出会う。水底を見つめる姿はまるで樹海の日陰に咲く花のように切なく、漂うはかなさは死を連想させるほどで、小野木は思わず心を奪われてしまう。

 東京に戻った小野木は、ある密告文から、踊り子殺しは単なる痴情のもつれによる殺人ではなく、建設省のトップ・笹尾豪大臣(平泉成)と、結城庸夫(鹿賀丈史)を中心とする、公共工事の発注時に建設会社と官僚を結び付け、リベートをもらうことを生業とする悪徳ブローカーらによる、汚職事件が絡んでいることを知る。社会に暗躍する巨悪を暴くためには、なんとしても逃亡している梨本の身柄を確保しなければならない。だが、その思い虚しく、梨本は京都のホテルで転落死体となって発見される。現場の状況から事件性は否定され、小野木らは手がかりの一つを失うが、梨本が死んだその夜、二人の男が梨本の部屋に入っていったという気になる目撃情報が浮上する…。

 そんな中、山梨で会った美女から小野木に連絡が入る。黒田頼子(羽田美智子)と名乗る女性との再会に、小野木は心を躍らせる。頼子には家庭があるのではないか? 小野木はそう直感するのだが、ほとばしる感情を抑えきれず、運命的とも言える出会いに二人は急速に心を通わせていく。

 そのころ、結城らは次なる裏取引のキーマンに、笹尾の後輩で政界への進出を目論む建設省・局長の田沢隆義(西岡?馬)にターゲットを定め、賄賂を贈り始めていた。

 一方、検察では建設省の汚職追求を目的に特捜部を設置。やがて梨本の自殺に疑問を抱かせる事実が判明する。さらには、任意出頭を求めた建設省の役人から、汚職の実態を自供させることに成功。特捜部は、田沢局長はもちろん、笹尾大臣の尻尾が見えてきたと一層士気を上げる。

 そんな慌しさを縫って、小野木と頼子は逢瀬を重ねていく。頼子は夫がいることを小野木に告白。小野木は察していたかのごとく動揺を見せずに、略奪することを誓うが…。

ということで、「波の塔」がまたドラマ化。


放送は明日2012.6/23 21:00〜23:06 テレビ朝日で。


原作:松本清張
脚本:竹山洋
監督:佐々部清
音楽:加羽沢美濃
出演:沢村一樹、羽田美智子、佐野史郎、市川由衣、杉本哲太、田山涼成、山本學、遊井亮子、平泉成、西岡徳馬、鹿賀丈史 ほか


今回は佐々部清 演出とのことなのでちょっと期待。
番宣のピアノ曲が耳に残るけど、音楽は佐々部作品の多くで音楽を担当している加羽沢美濃みたい。