<2011.1/23追記:デジカメ画面撮りしていたコマのブルーレイ スクリーンショット画像を記事最下部に追加>
「劇場版エースをねらえ!」に続いて、「劇場版あしたのジョー2」をチラッと観てみた。
手元にある劇場版のソフトは、レターボックスのLDしか無いので、比較画像はTVシリーズのDVD(バンダイ版)。
※HDキャプ環境を持ってないので、参考程度にデジカメ画面撮り。特に、発色やコントラスト等は参考にもならず。
ということで、ドヤ街の「ジョーが帰ってきたー!」のシーン。
ブルーレイ↓
どう感じるかは人それぞれだと思うけど、セル重ねの最上段と思しきトン吉はセル影までクッキリ。 また、DVDと比べると入射光の虹色の発色が良くなっている。
DVD(PS3アプコン)↓
BDを見る前までは、DVDとしては結構いけてると思ってたんだけど、やはりBGの地面のタッチなど、BD版には及ばない画質。 ただ、トン吉の部分を比較すると、BDはセルを直接見ているかのような生々しい印象を受けるのに対し、DVD版はうまく馴染んでいる印象。
続いて、力石の墓参りのシーン。
ブルーレイ↓
画角の違いにより、劇場版はフィルム上で大きく映っているという事もあるけど、”mineral water”の文字に注目すると、DVDでは”i”や”t”が補完でギリギリ形になっているのに比べ、BDではハッキリと描写されている。
DVD(PS3アプコン)↓
とはいえ、細かいタッチなどの無い寄りのカットでは、かなりDVD版も健闘。
最初、劇場版はテレビ版フィルムからのデュープを原版にしているのか、劇場版用に別に撮影をしているのか分からなかったんだけども、ほぼ偶然の産物と言っても良い入射光の出方を完全に同じ形で再現する事はまず不可能だと思うので、今回比較したカットに限って言えば、やっぱりデュープなのかも。(憶測)
全体的には、「エース」と比較して幾分シャープになっていて、解像感から発色、グレインの粒子感まで含めて、これまで印刷物で見てきた抜き焼きが映像として動いているという感じ。 ややグレインが多めといった印象だけども、約27年も前の作品って事を考えれば、十分に及第点かも。
TVシリーズのDVDは、35mmネガからあえて16mmの縮小プリントを作ってからテレシネを行なったそうだけども、最初のカットのトン吉など、多少浮いた感じに見える部分をならしたり、今回の劇場版BDの様なグレインの多いノイズっぽさを嫌う人も居そうなので、そういった尖った部分を丸くするためのプロセスと考えれば、非常に納得が行きますな。
※視聴環境は東芝REGZA 47Z2000(設定値はこちら)に、PS3をHDMI接続。
<追記:ブルーレイのオリジナルサイズスクリーンショット>※クリックで原寸画像を表示
<関連>
・ブルーレイ「コブラ スペースパイレート Blu-ray BOX」が届いたー♪
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・「劇場版 あしたのジョー2」と「劇場版エースをねらえ!」のブルーレイが到着
(http://catalina.blog.ss-blog.jp/2008-09-26-2)
・「劇場版エースをねらえ!」のブルーレイをちょこっと見てみた
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・「あしたのジョー2 Blu-ray Disc BOX1」が到着
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