ビデオ/LDを最後に、それ以降ソフト化されていない作品を何故DVD化せずにほっとくのかシリーズ第4弾。
今回は、これ↓
OVA「B・B(ビー・ビー)/Burning Blood」全3巻
原作:石渡 治、監督:出崎統、キャラデザ/作監:杉野昭夫のOVA作品。
ボクシング(とネズミ)アニメは出崎にまかせろって事なのか、「あしたのジョー」「同2」、そして88年の「1ポンドの福音」に続き、90年にリリースされたボクシングアニメ。
40分強 x 3本という構成が当初から決まっていたのか、途中でそうなったのかは分からないけども、全体的には駆け足で、中途半端感の残る終わりかただった事もあり、総合的なクオリティとしては「あしたのジョー2」には及ばない。
ただ、ハーモニーや3回PAN、光るゲロ等々の出崎演出のエッセンスは十分に楽しむ事が出来るので、出崎・杉野ファンならぜひ揃えておきたいタイトルのひとつ。
もうだいぶ前からLDにはスノーノイズが発生していて、既発売のメディアはすでに寿命と言って良い状態。
もしまだバンダイがビデオ化権を持っているなら、ここはひとつDVDをすっ飛ばして、一気にBD化を期待したいところですな。
なお、亀梨和也主演のドラマ化や、先日の日テレプラスでのオンエアが呼び水となったのか何なのか、出崎版OVAの「1ポンドの福音」が2008.8/22にビクターエンタテインメントよりDVDリリースされる様で、一部DVDレンタル店ではレンタル予約も受け付け中となっている。
ただ、現時点ではセルDVDが発売されるかは不明。というか出なかったら暴れる。