ZAKZAKが「「8 1/2」“映像の魔術師”フェリーニ代表作、日本で初DVD化」という記事を掲載していた。
http://www.zakzak.co.jp/gei/2008_05/g2008052719_all.html

 “映像の魔術師”フェデリコ・フェリーニ監督の1963年の代表作で、今なお高い人気の「81/2」(はっかにぶんのいち)が日本で初めてDVD化されることになった。複雑な権利関係のためなかなかDVD化できなかった“いわくつきの名作”が、ついに発売日の31日、ベールを脱ぐ。



 名優マルチェロ・マストロヤンニがフェリーニを投影したといわれる映画監督を演じ、仕事や女性問題に苦悩する姿を夢と現実を交えつつ描く。「人生はお祭りだ、一緒に過ごそう」と全員が輪になって踊るラストシーンは有名だ。



 これほどの名作が「これまで多くの映画会社や関係者が権利関係を主張していて、DVD化はおろかイタリア国外で上映しようにも困難な作品で有名だった」(洋画配給会社スタッフ)というから驚きだ。



 かつて米国からDVDが出たことがあったが「イタリアの版権会社は『当時の権利元である映画会社が勝手にやった』と主張してモメた」(当時を知る版権関係者)というからややこしい。その映画に描かれる世界観同様、なかなか一筋縄ではいかない作品だった。



 今回、日本でDVDをリリースすることになった「IMAGICA TV」がいきさつを説明する。「この1、2年で権利関係がクリアになったようです。昨年、日本の配給会社が劇場公開権を含めた権利をイタリアの会社から購入し、その後ビデオグラム化権を弊社が購入して発売につながりました」



 権利元からニュープリントの提供も受けたというから画質も鮮明。困難を乗り越えての初のDVD化作品は「愛蔵版」(6300円)と銘打ってのリリースされる。本編ディスクに加え、特典ディスクには、お蔵入りになった「幻のエンディングシーン」の行方を追ったドキュメンタリー作品も収められている。


米国から出たDVDってのはクライテリオン盤の事ですな。
何年も前にリリースされてたから、あまりこの作品の国内盤発売って「やべえ、買わなきゃ!」という風には捉えてなかったんだけども、実はけっこうややこしい事になってた作品のようで。
毎月送られてくるシネフィルイマジカの番組表にも単品チラシが同封されてたりもして、だんだん欲しくなってきちゃうのが困りますな(笑)

ということで、発売は間も無くの5月31日。

なお、このSo-netブログで自分が使ってるアイコンは、オムニバス怪奇映画「世にも怪奇な物語」で、フェリーニが監督したエピソード「悪魔の首飾り」に出てくる悪魔の少女(マリナ・ヤル)。