映画
2019.07/12 8:00

パク・チャヌク監督–ドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」は明日7/13からWOWOWプライムで2日連続放送–映画オールド・ボーイ/親切なクムジャさん/渇き も

ドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」はWOWOWプライムで明日7/13から2日連続放送。
https://www.wowow.co.jp/detail/115529

パク・チャヌク監督の初TVドラマ作品。イスラエルの諜報機関に雇われた女優が命懸けで別人に成り切る、愛と裏切りの潜入作戦。ジョン・ル・カレのスパイ小説をドラマ化。



『オールド・ボーイ(2003)』などの“復讐3部作”や『お嬢さん』などで知られる、韓国映画界の鬼才パク・チャヌク監督がTVドラマ初挑戦。原作は『ナイロビの蜂』『裏切りのサーカス』などの映画の原作でも有名な“スパイ小説の巨匠”、ジョン・ル・カレの「リトル・ドラマー・ガール」(1984年に映画化済み)。1979年、何も知らずイスラエルの諜報機関に雇われた英国人女優チャーリー(『トレイン・ミッション』のフローレンス・ピュー)は、パレスチナのテロ組織を壊滅させるため、命懸けで別人に成り切ることに。それは愛と裏切りに満ちた過酷な任務だった……。

キャストは『シェイプ・オブ・ウォーター』のマイケル・シャノン、『ターザン:REBORN』のアレキサンダー・スカルスゲールド、さらに原作者のル・カレ自身も第4話にカメオ出演している。技巧派でもあるパク・チャヌク監督が、スリルと緊迫感に満ちた物語を美しいロマンスとして紡いだまるで映画のような全8話。



<ストーリー>

1979年、冷戦下の西ドイツ。イスラエル外交官の家が爆破され、外交官の叔父と幼い息子が命を落とす。イスラエル情報機関(モサド)のベテラン工作員クルツは犯行がイスラエル各地で爆破テロを繰り返しているパレスチナ人兄弟の組織によるものと考え、テロ対策のチームを立ち上げる。

一方、ロンドンの小劇団の女優チャーリーと団員たちは、スポンサーからギリシャ旅行に招待されてナクソス島へ。そこでチャーリーはロンドンの劇場で見掛けた男と再会するが、この謎めいた男こそクルツの部下ベッカーだった。ベッカーに魅了されていくチャーリーは、巧妙に張り巡らされた糸にからめ捕られるようにしてモサドに雇われ、パレスチナ人テロ組織壊滅のため、ある役を“演じる”ことになる。

ということで、BBCで放送されたパク・チャヌク監督のドラマ「リトル・ドラマー・ガール 愛を演じるスパイ」がWOWOWに。


放送は明日2019.7/13・7/14 13:30~下記のスケジュールで二カ国語放送。 WOWOWプライム。全8話。

7/13 13:30~14:45 #1
7/13 14:15~15:05 #2
7/13 15:05~15:50 #3
7/13 15:50~16:35 #4

7/14 13:30~14:20 #5
7/14 14:20~15:10 #6
7/14 15:10~15:55 #7
7/14 15:55~16:45 #8[終]

監督:パク・チャヌク
出演:フローレンス・ピュー、マイケル・シャノン、アレクサンダー・スカルスガルド




また、本日7/12夜、WOWOWシネマでは下記のパク・チャヌク監督作を放送。

7/12 22:40~24:45 オールド・ボーイ(2003)
7/12 24:45~26:45 親切なクムジャさん
7/12 26:45~29:00 渇き(2009)


そのほか、パク・チャヌク関連では、7/27 24:50~27:30 CS アジアドラマチックTV(アジドラ)で、「お嬢さん」【劇場版】を放送。公式サイトによれば”劇場公開版(R18+)にて放送”とのこと。


style="display:inline-block;width:300px;height:250px"
data-ad-client="ca-pub-4442462421972381"
data-ad-slot="1217334767">

このほか、2019年7月の気になる番組はこちら↓
・2019年7月の地上波とBSデジタルの気になる番組をチェック
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2019-06-26-1
録画地獄:WOWOW HD放送映画ラインナップ
録画地獄:シネフィルWOWOW/イマジカBSラインナップ
録画地獄:STAR CHANNEL HVラインナップ
録画地獄:NHK BS4K放送映画ラインナップ
録画地獄:NHK BSプレミアム放送映画ラインナップ
録画地獄:日本映画専門チャンネル ラインナップ
録画地獄:ムービープラス放送映画ラインナップ
録画地獄:ザ・シネマ放送映画ラインナップ
録画地獄:午後のロードショー ラインナップ

続きを読む
TV番組
2019.07/12 7:59

ケラリーノ・サンドロヴィッチ×祖父江慎 の「SWITCHインタビュー 達人達(たち)」は明日7/13夜 NHK Eテレで

「SWITCHインタビュー 達人達(たち) ケラリーノ・サンドロヴィッチ×祖父江慎」はNHK Eテレで明日7/13放送。
https://www4.nhk.or.jp/switch-int/x/2019-07-13/31/10918/2037212/

劇作家、音楽家と多彩な才能を発揮するケラリーノ・サンドロヴィッチと、本や紙への独特のこだわりから熱狂的ファンを持つブックデザイナー・祖父江慎が語り合う。



まず祖父江が舞台「キネマと恋人」の稽古場を訪問。KERAのきめ細かい演出を見て、俳優とのコミュニケーションの取り方について尋ねる。最初は喜劇が好きだったというKERAが、音楽、舞台、映画と表現手法を広げていった思いを語った。後半はKERAが祖父江を訪問、古今東西の書籍を集めた祖父江のコレクションに感動する。本、そして紙に強いこだわりを持ち、独創性にあふれるデザインをする祖父江の技を探る。

ということで、「SWITCHインタビュー」にケラとブックデザイナーの祖父江慎が。


放送は明日2019.7/13 22:00~23:00 NHK Eテレで。
現在予定されているリピート放送は、7/19 24:00から。


出演:劇作家・演出家・音楽家…ケラリーノ・サンドロヴィッチ、ブックデザイナー…祖父江慎,
語り:六角精児、平岩紙



style="display:inline-block;width:300px;height:250px"
data-ad-client="ca-pub-4442462421972381"
data-ad-slot="1217334767">

このほか、2019年7月の気になる番組はこちら↓
・2019年7月の地上波とBSデジタルの気になる番組をチェック
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2019-06-26-1

続きを読む
物欲記念写真
2019.07/11 8:04

「The Lost Notebooks: Herman Schultheis & the Secrets of Disney Movie Magic」が届いたので記念写真–~ディズニーアニメ「ファンタジア」の特殊効果部門技術者が記録した撮影風景の写真と技術メモのスクラップブック~

ディズニーの特殊効果部門に所属していたハーマン・シュルタイスによる「ファンタジア」の撮影方法を記したスクラップブックが収録されている洋書「The Lost Notebooks: Herman Schultheis & the Secrets of Disney Movie Magic」が届いたので記念写真。※リンクはAmazon
(こないだTwitterにもつぶやいたけど、他にも写真を撮ってて勿体ないのでブログにも載せてみる。)


この本に収録されている元のスクラップブック自体は、2000年に発売された北米盤DVD-BOXの特典ディスク「Fantasia Legacy」や、2011年の国内盤BDの特典映像でも紹介されていたので、こういう記録が存在し、アメリカのウォルト・ディズニー・ファミリー・ミュージアムではタッチパネルディスプレイでインタラクティブ展示もされているという事は知っていたんだけども、その2011年時点では書籍化はされていなかった。

で、それから7~8年経った先日、朝ドラの「なつぞら」を観ているときに「ファンタジア」の事が頭に浮かんだところから「そういえばあのスクラップブックって、その後本になってたりしない、、、?」と思い出し、BDでシュルタイスの名前の綴りを確認、「schultheis notebook」でネットを検索してみたら、、、あった! 出てた! 洋書だけど! 5年も前に!

これは買わなくては!と、すぐさま洋書を扱っている日本のネット書店を探すも、既に在庫なしか、あっても海外発送でプレミア価格の状態。
どうせ海外発送なら国内の本屋で買う意味はあまり無いなと思ったので、海外のAmazonやAbeBooks、Barnes & Nobleなどをあたり、新品で日本までの送料を足して一番安く買えるところを探して購入。その後約1週間で無事到着となった。(重量級の本なので、DVDやBDの感覚で輸入しようと思うとちょっとビックリの送料を取られる店が多いのだ。)

ということで記念写真。(クリックで拡大)

↓表紙。 著者は「ファンタジア」のブルーレイでコメンタリーの進行をつとめたり、特典映像で解説をしているアニメーション史研究家のジョン・ケインメーカー。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-01.JPG

↓サイズは約30cm×30cmでLDと大体同サイズ。厚さは約3cmのハードカバー本で約2.5Kg位はあるので、持った感じはちょっとしたLD-BOXなみ。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-02.JPG

↓目次。前半は主にシュルタイス本人についての章、目的のスクラップブックは112p.からのPART TWO。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-03.JPG

↓スクラップブックのポケットに保存されていたテストフィルムのコマも脇に載っている。 手書きの字も読みやすくて、まとめ方がめちゃくちゃ几帳面。これが業務ではなく個人的に記した記録というのだからシュルタイスの性格がうかがえる。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-04.JPG

↓「春の祭典」冒頭の星雲カットの撮影風景。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-05.JPG

↓同じく「春の祭典」の火山の煙。 水槽に白いインクを流すという日本の特撮でもおなじみの手法。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-08.JPG

↓「くるみ割り人形」の雪の結晶が舞うカット。 回転しながら移動する結晶は一体どうなってるんだ!?、そして一瞬入る光の反射もどうやって??と思って見てたのを思い出す。(2000年の北米DVD特典などでもこのページは紹介されていたので、このカットのナゾはその時に氷解してたけど)
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-06.JPG

↓「くるみ割り人形」クモの巣のしずくのカット。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-07.JPG

↓「時の踊り」の振り付けなど、シュルタイスがアニメーターたちの作画参考のために撮影した写真なども掲載。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-09.JPG

↓この写真はどこかでみた記憶があるけど、マルチch.音響システム「ファンタ・サウンド」についての記述も。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-10.JPG

↓裏表紙。
2019-07-11-The_Lost_Notebooks-11.JPG

ディズニーの長編初期作品の頃を扱った本というと、ウォルトの功績や、ナイン・オールドメンなどアニメーターたちの仕事を伝えるものはいくつも出ているけど、撮影をメインに持ってきた本というのはかなり珍しい。

「ファンタジア」は、線画台の上にセットアップした背景とセルを撮影する、ごく普通の平面のアニメーション撮影としても相当に高レベルで、シャッター開角度や線画台の移動量をコンピュータで制御することが出来なかった時代に、これだけ複雑な多重露光やカメラワークをやっていたというのも驚きに値するものだけど、それ以外に、どうやって撮ったのか誰も知らず、フィルムのアニメ撮影の実務経験がある人が見ても撮影方法が分からないカットが山ほどあるという状態が長く続いていて、その謎の多くが解けたのはこのスクラップブックが発見されて以降のこと。

それまでこの映画の撮影についての話といえば、「アヴェ・マリア」のラスト、木々を抜ける長いマルチのカットの撮影中、レンズを付け間違えたのに気付いてNG、慌てて撮り直しの作業を始めるも、撮影中に地震が起こって公開目前なのに最初からやり直したとか、その程度の話ばかりだったし(笑) ※つまり「アヴェ・マリア」のこのカットは最低でも3回撮影している!(自分なら2度目で旅に出る)

映画の公開から80年近くもたってから、こんなに貴重な資料を手元に置き読めるようになるとは、世の中何が起こるか分からない。

、、、、ていうか、こんな凄いことを1939年にやっていたとは!

実写なら1シーンのために色々なものを作ったり壊したりってのは当たり前だけど、セルアニメの撮影で、あるカットを撮るためだけに、そのカット専用の装置や仕掛けを作り、撮影が終わったら解体するというのは、アニメカメラマンというより、実写をやってる人の発想だなぁという印象を持った。

これは日本のアニメ界ではなかなか真似が出来ない作り方で、予算や時間といった部分以前に、そもそも「アニメーション撮影台」を使わない撮影という発想にはなかなか行かないと思うので、今さらながらちょっとしたカルチャーショック。
まぁ、東映動画とか一部の大きなスタジオ以外は、外部の会社に撮影を発注しなければいけないため、あまりヘンなことは頼めないし、たぶん受けてももらえないので、はじめからそんな特殊な撮影が必要なカットを入れようと思わないだろうけど。
(とはいえ日本でも、有名なところでは「風の谷のナウシカ」の王蟲のゴムマルチ、「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」では地球儀の表面の世界地図を剥がし、そこに美術スタッフが地球を描いて回しながら撮影したりと、変わったことをやっていないわけでは無くて、これらにも驚いたもんだった。)

ともかく、「The Lost Notebooks: Herman Schultheis & the Secrets of Disney Movie Magic」は、撮影方法が分かった上で、もう一度「ファンタジア」が観たくなる、そんな本。

ディズニーの本なのにミッキーやドナルドの絵が全然載ってないからと敬遠せず、日本の出版社さんは是非とも日本語版を出していただきたいところ。

そしてディズニー、過去作の実写映画化やハラスメントのシーンカットもいいけど、このシュルタイスの偉業を伝記映画にするべきだと思う。



最後に、懐かしアイテムを引っ張り出して来たので、そちらも撮影。

↓LD-BOXの「ファンタジア スペシャル・コレクション」(アンコールプレス版)。特典映像として、40分のメイキングドキュメンタリー「ファンタジア 伝説と幻想の舞台裏」を収録しているほか、32p.カラーのブックレットやリトグラフなどを封入。 ちなみに、このドキュメンタリーは音楽と作画などが中心で、撮影に関しては「アヴェ・マリア」のために組んだマルチプレーン台をザックリ紹介し、レンズ間違いと地震のエピソードが語られた程度。
2019-07-11-FANTASIA_LD-BOX-1.JPG
2019-07-11-FANTASIA_LD-BOX-2.JPG
2019-07-11-FANTASIA_LD-BOX-3.JPG

↓こちらは「ファンタジア2000」のソフト化に合わせて発売された北米版DVD-BOX。「ファンタジア」「ファンタジア2000」に加え、特典ディスク「Fantasia Legacy」の3枚組。この「Fantasia Legacy」でスクラップブックの存在を知ることになる。
2019-07-11-FANTASIA_US-DVD-BOX.JPG


style="display:inline-block;width:300px;height:250px"
data-ad-client="ca-pub-4442462421972381"
data-ad-slot="1217334767">

ブルーレイ「ファンタジア&ファンタジア2000」が届いた-♪
ブルーレイ「リトル・マーメイド 3Dセット」が届いたー♪
「ピーター・パン ダイヤモンド・コレクション ブルーレイ+DVDセット」が届いたー♪
ブルーレイ「シンデレラ ダイヤモンド・コレクション」が届いたー♪
DVD「わたしは目撃者」「シャドー」、BD「おしゃれキャット」「ポカホンタス」、半額「ハロウィン」が届いたー♪
ブルーレイ「わんわん物語 ダイヤモンド・コレクション」が届いたー♪
ブルーレイ「ダンボ」が届いたー♪/「美女と野獣」国内盤ブルーレイは2010年秋発売
市川崑/水谷豊「幸福」と「白雪姫 ダイヤモンド・コレクション」ブルーレイが届いた
「ピノキオ」と「モンスターズ・インク」のブルーレイが届いたー
・ブルーレイ/DVDソフト フォトレビュー記事リンク集
 (http://momo.gogo.tc/ginban/blog/?p=6867
・録画地獄:[ブルーレイ新譜]カテゴリー
 (http://momo.gogo.tc/ginban/blog/?cat=13

続きを読む