しばらく前から、ディスクを入れてもウイーン、ンンンンンンン と、ピックアップが上がりきらずU1エラーを出し、LD・CDの再生が出来なくなっていたパイオニアのLD/CDコンパチブルプレーヤ CLD-HF9G。
ケーブルだらけで前には引っ張り出せないアンプを上に重ねていたので、LDプレーヤの修理そのものよりプレーヤをラックから引っ張り出すのが億劫で数年眠らせてたんだけども、もういい加減に修理しとかないとマズイだろって事で、汗だくになりながら引きずり出した。
修理に出すとなると、数万円程度の修理費用は覚悟しないといけないので、その前に自力修理が可能かどうか確認のつもりで開腹したところ、極簡単な作業で直ってしまったので、備忘録として修理箇所をメモ。
※この記事は修理作業を記録したメモです。掲載情報の正確性や安全性等について保証するものではなく、この記事を参考に作業を行ったことにより何らかの損害や事故等が発生したとしても、当方は一切の責任を負いかねますのであらかじめご了承ください。
↓今回使用した工具。2番のプラスドライバーと、通常あまり使わない様な特殊なビットも入った精密ドライバーのセット。Amazonで880円なり(笑)
この他、ピンセットとウエットティッシュを用意。
↓なぜ精密ドライバーセットが必要かというと、このサイドパネルのため。ホントはH2.0じゃないかとも思うんだけど、それだとチョイぶかぶかでなめそうになったのでT8を使ってみた。※このほかは普通のプラスネジ。
↓オープン。動作をよく観察したところ、今回の故障の原因は緑丸の部分の様だった。グリスの付いた綿ボコリでも巻き込んでしまって動力が伝わらないのか、あるいは摩耗しているのか、とにかくココが滑ってピックアップが上がりきらず、エラーとなっている様子。※写真ではシャーシに固定されていたディスクを押さえるクランパー部品は取り外し済み。
↓問題箇所の拡大写真。一旦、プーリーのゴムを外し、キレイにクリーニング、また同じように戻す。という極簡単な作業で修理は完了。買ってから20年近くも経っているプレーヤなので、このゴムも伸びたり劣化したりしている可能性もあるけど、まぁ、今回はクリーニングだけで復活出来た。
↓動いたーっ♪ 本格的にU1エラーの故障となる前から、微妙に調子悪かった両面再生も完璧。
ということで、直っちゃいましたとさ。
吹替のコメンタリーが収録されている「コンタクト」や「アマデウス」、LD版の吹替が収録されているFOXの洋画、DVDやBDではビスタの上映サイズで収録されてるけどLDではスタンダードの撮影サイズで収録されてる劇場アニメ、LDを最後にそれ以降DVD・BDソフトが国内で出ていない作品等々、なんだかんだでLDプレーヤが必要になる機会もあるので、この復活を機にそうしたタイトルはBD化しなくては。
DVDレコを使ってた時には、レコーダが放送録画に忙しくて「まぁ後でいっかぁ」となってたけど、今度こそやります(笑)