ノンフィクションW「ゆきゆきて、原一男~反骨のドキュメンタリスト 70歳の闘争~」はWOWOWプライムで明日9/12放送。
(http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/107043/)
世界的に著名なドキュメンタリー映画監督の原一男。映画『ゆきゆきて、神軍』などで、戦後日本を問い続けてきた彼が、70歳を迎え、2015年に発表する新作に迫る。
映画監督・原一男。かつて天皇の戦争犯罪を追及したアナーキスト奥崎謙三を追った『ゆきゆきて、神軍』や、小説家・井上光晴の虚構の生い立ちをつまびらかにした『全身小説家』などのメガホンを取り、日本のみならず世界に衝撃を与えたドキュメンタリストだ。1972年の『さようならCP』でデビュー以来監督した作品は1本の劇映画を含めわずか5本。そんな今年70歳の原が約20年ぶりに新作ドキュメンタリーを製作し公開するという情報がもたらされた。
早速、番組の取材班は原への密着を開始。だが、作品の製作が予定より遅れる一方、並行して進めようとする企画の数は増えるばかり。原の胸中には一体何があるのか?教授を務める大阪芸術大学での授業風景や、“伝説のドキュメンタリスト”原一男の人物像に迫るとともに、何故、彼が新作の出来に納得いかず苦しんでいるのか?その理由を探っていく。
世界的に著名な映画監督・原一男が新作ドキュメンタリーの完成にあと一歩のところで難渋している。“常に最新作こそ最高傑作である”“輝かしい過去の数々の傑作をあえて振り返らない”そんな原一男にして、70歳という年齢は時代とともに歩むドキュメンタリストの終わりの到来なのか?若いドキュメンタリストたちとの交流、まだまだ実現していない映画の夢、さまざまな企画が、原一男を立ち止まらせない。常に前進しようともがく、熱く焦燥に満ちた現在を追う。
<内容>
映画監督・原一男が約20年ぶりに手掛ける新作ドキュメンタリーの主人公に選んだのは、大阪・泉南地域のアスベスト災禍に苦しむ人々だった。『ゆきゆきて、神軍』や『全身小説家』など、今まで“表現者”の生きざまを描いてきた原にとって、市井の人を主人公にするのは初の試み。それは“生活者は撮らない”という自らの誓いを覆してまでの挑戦だったが、約8年も密着しながら納得できるシーンが撮れないと語る。それは“表現者=スーパーヒーロー”不在による物足りなさだった。従来の原作品は、撮る側も撮られる側も命懸け。だが、一般の市民にそこまでの覚悟はない。
撮影は原の期待するように進まず、だが一向に解決策すら見えない。それにも関わらず、敬愛するジャーナリスト田原総一朗への取材など、複数の企画を同時進行で進めていく。原が映画を完成しないのは意図的なのか?その理由を探るうちに、彼の意外な胸中が明らかになる。
ということで、ノンフィクションWが、原一男の新作ドキュメンタリー映画制作に密着。
放送は明日2015.9/12 13:00~13:50 WOWOWプライムで。
現在予定されているリピート放送は、9/14 24:00~、10/27 25:45~。
そして、この番組に続いて「全身小説家」本編を放送。
9/12 13:50~16:30 全身小説家 WOWOWプライム(再:10/13 04:15~)
今回の放送は「映画とノンフィクションWで観る!伝説の映像作家・原一男」という特集での放送ながら、放送番組はノンフィクションWと「全身小説家」の2番組のみと、ちょっと寂しい。
確かに衝撃的な作品ばっかだけど、衛星劇場みたいに「またの日の知華」までの主要作全作放送と行って欲しかったところ。
なお、国内盤DVDが新品では入手困難となっていた原一男のドキュメンタリー映画は、11月から新規映像特典を収録し順次再発売の予定。
• さようならCP [DVD]
定価4,104円 2015年11月3日発売
特典映像:対談 原一男×荻上チキ
• 極私的エロス・恋歌1974 [DVD]
定価4,104円 2015年12月2日発売
特典映像:対談 原一男×能町みね子
• 全身小説家
定価—-円 2016年1月6日発売
特典映像:対談 原一男×斎藤学(精神科医)
ちなみに、「ゆきゆきて、神軍」は既発売盤が継続発売中。
• ゆきゆきて、神軍 [DVD]
定価4,935円 発売中
ウチは最初のジュエルケース盤で全部揃えちゃってるから、この再発盤はスルーでいっかと思ってたんだけど、特典映像の対談はちょっと気になるなぁ。尺は何分くらいなんだろうか、、、。
このほか、9月の気になる番組はこちら↓
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