「3ヶ月連続企画 いま、映画作家たちは。深田晃司の場合」はBS/CS日本映画専門チャンネルで明日2/12スタート。
(https://www.nihon-eiga.com/osusume/eigasakka2017/)
「さようなら」(2015)
“マツコロイド”などでもおなじみの、ロボット研究で知られる大阪大学の石黒浩教授が製作したアンドロイドが演者として出演し話題となった一作。主演は舞台版と同じくアンドロイドの“ジェミノイドF”と、「歓待」のブライアリー・ロング。放射能に侵された近未来の日本を舞台に、海外への移住を余儀なくされる国民とアンドロイドを通し、死と生を浮かび上がらせる。
「歓待1.1」(2013)
東京国際映画祭日本映画「ある視点」部門作品賞ほか数々の映画賞で評価され、深田晃司監督が一躍注目を集めた「歓待」のディレクターズカット版。本作のプロデューサーも兼ねる若き国際派女優・杉野希妃と、平田オリザ率いる青年団の演技派俳優たちによるブラックなユーモア漂う風刺劇。とある家族が、突然の異端者の出現によってそれまでの平和な日常をかき乱されていくさまを描く。東京の下町で印刷所を経営する幹夫(山内)は、若い後妻の夏希(杉野)や前妻の娘らと、つましくも平穏に暮らしていたが、以前世話になった資産家の息子を名乗る風変わりな男を家に上げた日から、幸福に陰りが見え始める。
「いなべ」(2013)
深田晃司が2013年の第5回沖縄国際映画祭の「地域発信型プロジェクト」で上映される「地域発信型映画」の1作品として、三重県いなべ市の人々とともに作り上げた短編作品。主演はお笑いコンビ「ハイキングウォーキング」の松田洋昌と元宝塚の女優・倉田あみ。養豚場で働く智広(松田)のもとに、姉の直子(倉田)が赤ちゃんを連れて17年ぶりに帰ってくる。理由をたずねても素っ気ないだけの直子だったが、ある日突然、子どもの頃に2人で埋めた「何か」を掘り起こしに行こうと言いだす。
「舞台 ニッポン・サポート・センター」(2016)
生活困窮者やドメスティック・バイオレンスの被害者などの一時避難を扱う駆け込み寺型NPOのオフィス。NPO幹部職員の不祥事を抱えて、全員の善意が空回りし、喜悲劇が繰り返される。
ボランティア団体の日常を精緻に描きながら、現代社会の実情に鋭く切り込み、一方で「人を助ける」とはどういうことかという普遍的命題に正面から取り組む問題作。
ということで、先月の濱口竜介から始まった「3ヶ月連続企画 いま、映画作家たちは。」。2月は「深田晃司の場合」と題し、4作品を放送。
放送は明日2017.2/12から下記のスケジュールで。 BS/CS日本映画専門チャンネルで。
2/12 23:30~25:35 さようなら(再:2/20、28、3/10)
2/13 23:30~25:20 歓待1.1(再:2/28、3/5、7)
2/14 23:30~24:20 いなべ(再:2/17、23、3/1、12)
2/14 24:20~26:35 舞台 ニッポン・サポート・センター(再:2/28、3/30)
<さようなら>
監督・脚本:深田晃司
原作:平田オリザ
アンドロイドアドバイザー:石黒浩
出演:ブライアリー・ロング、新井浩文、ジェミノイドF、村田牧子、村上虹郎
<歓待1.1>
監督・脚本・編集:深田晃司
出演:山内健司、杉野希妃、古舘寛治、ブライアリー・ロング
<いなべ>
監督・脚本:深田晃司
出演:松田洋昌(ハイキングウォーキング)、倉田あみ、伊藤優衣、鈴木Q太郎(ハイキングウォーキング)
<舞台 ニッポン・サポート・センター>
青年団第75回公演 会場:吉祥寺シアター
作・演出:平田オリザ 映像監督:深田晃司
出演:山内健司、松田弘子、志賀廣太郎、永井秀樹ほか
なお、来月3月は三宅唱監督の特集で、「Playback」「やくたたず」の2作品を放送。
このほか、2月の気になる番組はこちら↓
・2017年02月の地上波とBSデジタルの気になる番組をチェック
(http://catalina.blog.ss-blog.jp/2017-01-25-1)
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