2008.1/20のハイビジョン特集は「新藤兼人95歳・人生との格闘果てず ~最後の映画制作現場~(仮)」。
(http://www.nhk.or.jp/bs/hvsp/index.html#housouyotei)
新藤兼人95歳。戦後47本もの映画を手がけてきた日本映画界の巨匠、そして世界最高齢の現役映画監督でもある。今、自ら最後の1本と言う新作の制作に挑んでいる。
映画の舞台には、初めて故郷の広島・石内を選んだ。撮影はオールロケーション、移動は2か月で7千キロを超え、新藤組でも過去に例のない過酷な現場となった。去年、新藤監督は病に倒れ入院生活は2か月に及んだ。もはや自分の足で歩くこともままならず、車椅子での現場指揮。白内障で片目はほとんど見えない。インシュリン投与も欠かせない。発熱にも苦しんだ。気迫で現場に立ち監督するその姿は、自らの‘死に場所’を演出しているかのようにも見えた。
映画は、実在した新藤監督の恩師の人生を描きながら、一見平凡に見えても一人ひとりは日々を懸命に「生き抜き」、何かを残していく尊い存在であるというストーリーである。その中に、「幸せな人生とは」、「人を愛するとは」と言うテーマも盛り込んでいる。十数時間に及ぶインタビューの中で新藤監督は、妻と愛人・乙羽信子の間で永年もがき続けた自身の葛藤の日々についても率直に語った。命を削りながら最後の作品に挑む新藤監督に密着、最後まで人生と格闘し、「生き抜こう」とするその姿に迫る。
放送は1月20日(日) 19:00~20:30 とのこと。
また、今年12月23日(日)22:30~24:00には、「所詮死ぬまでのヒマツブシ ~実相寺昭雄・異界への招待状~(仮)」も放送。
って、これ、BShiじゃなくBS2だったのか。