「エヴァ新劇場版:序」のパンフを読んでみた。


このパンフの目玉とも言うべきドキュメンタリー仕立ての各スタッフインタビューは、総文字数2万2千文字(400文字づめ換算55枚)との事で、大変読みごたえあり。


言うまでもなく興味深い話しが色々と書かれていたんだけども、直接にではないものの、作品中でひとつ気になっていた所が説明されていて、ちゃんと意図されたものだというのが分かったのが収穫だった。


それは、初号機がシャムシェルの触手を掴んで投げ離そうとするカットの事で、初号機の手と、触手、シャムシェル本体が連動する動きのタイミングがすこし狂っていて、このくらい直せるはずなのに、なんかおかしいなぁと思っていた部分。


パンフレットによれば、庵野監督からCGI監督(アニメーション担当)の鬼塚氏へ


使徒を動かす時も”吊られたミニチュアを引っ張っているように見せろ”



という指示が有ったそうで、これがあのシャムシェルの事なんだとすれば、言われてみればなるほど特撮の操演みたいな動き。

それが作品に適した演出なのかどうかはともかくとして、とにかく説明されて納得はした。


また、CGI監督(モデリング他担当)の小林氏は、


リアリティ重視ではなく、アニメの世界にCGで特撮のセットを構築したらどうなるか、それは今回のテーマだったようです。



とも語っていた。


あと、作品中で、病院の先生を呼び出すアナウンスが、「白い巨塔」を観ていた人にはニヤリだったのを読んでて思い出した。



コンティニューvol.35

コンティニューvol.35

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  • 発売日: 2007/08/16
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