明日9/9 9:00〜放送の「新日曜美術館」は、山田太一がゲスト出演する模様。
(http://www.nhk.or.jp/nichibi/)
脚本家・山田太一さんがこよなく愛する銅版画家・浜口陽三(1909〜2000)の魅力を語る。戦後、パリとサンフランシスコを制作の舞台にしてきた浜口は「カラー・メゾティント(銅版画の技法)の開拓者」として世界的な評価を得た。浜口の描くのはサクランボやレモン、貝殻やチョウなど小さくて、ごくありふれたものばかりだ。それらを漆黒の闇に繰り返し描く。山田さんが強烈なインパクトを受けたのはそんな作品の1つ、「ひとつのさくらんぼ」だった。山田さんは「浜口の世界は恐ろしいほど自己限定的で、それは映画監督・小津安二郎の晩年の世界に通じる」と指摘する。山田さんが自らの作劇法も交えながら、日常を非日常に変身させる浜口の静物画の神髄に迫る。後8時から再放送。
今回は放送前に捕捉出来たけど、山田太一って突然こういう番組に出てきて、しかも気がつくのが再放送後だったりするので油断できない。