JC-5000は、D端子の出力解像度の設定(D1,D2,D3,D4,1152i固定)にかかわらず、コンポジット/S端子にも映像が出力されるので、TV視聴とキャプチャなどを同時に行う人にとっては非常に重宝する仕様となっている。
(ある意味当たり前の機能ではあるものの、それが出来ない機種も中にはある。 たとえばRD-X6などは、D2以上の解像度にした場合、デジタルチューナー専用出力端子以外のコンポジット/S出力から映像が出力されない仕様。)
で、このJC-5000のS端子出力。
D端子の出力解像度設定がD1ではS端子の映像も正常に出力がされているものの、なんと、D3,D4,1152i固定の出力解像度設定では、S端子出力の画面が縦に5%程度のびている事が判明。
こんな感じ↓
左が東芝RD-X6のデジタルチューナー専用出力端子の映像(正常なサイズ)、右がJC-5000のD3解像度設定時のS端子の映像(あぁややこしい)。
黄色い矢印の部分に注目すると分かりやすいが、JC-5000は縦に延びていて天地がカットされている。
なお、この症状は地デジ、BSDのHD放送時にのみ起こり、SD放送のNHK BS1/BS2や、CSチャンネルでD3以上に出力解像度を変更しても正常なサイズで映るので、HD放送のダウンコンバート時に起こっている問題っぽい感じ。
ということで、S端子を録画用途に使う場合はD1設定にしておかないと微妙に縦長な状態で録画してしまうハメに、、、。
まったく、録画専用出力端子搭載の松下STBがうらやましい限りですなぁ。
<2007.08.27追記>
実際の録画映像のMPEG2ファイルをup。
(別記事:「S端子出力画質を比べてみた→REGZA 47Z2000/RD-X6/HDR」に掲載しているムービーと同一のもの。)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D1時)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D2時)
・HUMAX JC-5000(J-COM HDR) 映像出力端子(S端子/D端子出力設定D3時)