時間が出来たので、ながら観じゃなく、わりかしちゃんと観たタイトルメモ。


まずはNECOのを録画していたこの2本。


・不詳の人

・道


2本とも山下敦弘監督のフェイクドキュメンタリー。


「不詳の人」は、ハリウッド俳優を自称する舟木テツヲなる人物が開いた俳優養成塾のPRビデオ制作を依頼されたプロダクションのディレクターが、舟木が女性塾生を自宅に呼びセクハラをしているという話を耳にする。

ディレクターはインタビューを装い他の塾生の話を聞くと、セクハラまがいの個人指導や、高額かつ生徒毎に額がまちまちな月謝など、不審な点が明らかになっていくが・・・というお話。

俳優養成塾の様子が新興宗教のセミナーチックで怪しさ全開。


PRビデオでは絵だけ使おうとしていたという設定なのか、音声がひどく不明瞭な上に、音量レベルもシーン毎にマチマチなので、常に片手にリモコンな観方になってしまうのがメンドくさい。

たとえ多少の整音をしてもドキュメンタリーとしてのリアリティを損なうものではないと思うんだけど。






「道」は、少人数で制作した自主映画作品が海外で評価され、新作を作る事になった野嵜好美という女性自主映画監督にTV番組クルーが密着撮影した映像という設定。

それまでの自主作品と違い、新作の制作には多くのスタッフが関わるようになるが、野嵜には撮影プランもロクに無く、思いつきでカメラを回そうとしたりと、段取りの悪さにスタッフとの関係が段々と険悪になっていき、あげくの果てに主演の舟木テツヲの降板。

降板の理由を知ったスタッフらはブチキレで新作の制作は中止となり・・・といったお話。


こちらも舟木テツヲという人物が登場するけども、「不詳の人」の舟木ほどは怪しくは無い感じ。

野嵜たっての希望で出演する事になった舟木テツヲとの初顔合わせの後、舟木との2ショット写真を撮らせてもらえる事になった野嵜が、キス待ち顔みたいになってるのがすごいインパクト(笑)


自主作品に関わったことのある人が観ると、きっとどこかで「あるあるあるある(笑)」となること請け合い。



不詳の人

不詳の人(併録:道)

  • 出版社/メーカー: BBMC
  • 発売日: 2006/05/26
  • メディア: DVD




次もフェイクドキュメンタリーつながり。

まだ観てなかったなぁとレンタルしてきた「ほん呪」2本。


・ほんとにあった!呪いのビデオ23

・ほんとにあった!呪いのビデオ24


23は本当にひどい出来で、ドキュメンタリーパートに登場する取材相手もセリフ感全開でグダグダだし、出来の良い霊ビデオも無くて、大変残念。


ちょっと変わった点と言えば、これまでドキュメンタリーパートで、「ほん呪」スタッフ(役の人)が初めての相手に「〜呪いのビデオ制作委員会ですが」と、いきなり第一声から「呪い」というフレーズを持ち出し、100%警戒されるような取材の電話をかけていたのが、この23では「ドキュメンタリーで心霊現象の取材をしている者なんですけれど」と、いくらか社会人らしい想像力のある電話のかけ方になったのがおもしろかった。 まぁ、ただ、意図して変えた訳ではなさそうに見えるけど。


あと、23の開始から1時間あたり。

「続・廃神社」編というタイトルが出たすぐ後の、食堂らしき所でカップルが食事をしている場面で、男性から女性にカットが変わる瞬間の1フィールドだけ顔のぼかしが外れていて、男性役の人の顔があらわになっていた。

丁度、聞き取れなかった部分巻き戻している時に気付いちゃったのでメモ(笑)


24もイマイチな感じで、「ダビング」のドキュメンタリーパートに登場する、何言ってるか分からないしゃべり方の男との接触も期待外れな感じ。


調べたら25も間も無く発売なのか。



ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクト DVD-BOX3

ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクト DVD-BOX3

  • 出版社/メーカー: ブロードウェイ
  • 発売日: 2007/08/03
  • メディア: DVD




続く。かも