「JNNネットワーク協議会賞大賞受賞作品「偽りのアサリ」」はTBSで明日5/13深夜放送。
https://www.tbs.co.jp/tv/20230513_112F.html
https://hicbc.com/tv/asari/

CBCテレビの3年以上に及ぶ追跡取材で明らかになった“熊本産”アサリの産地偽装。「偽りのアサリ」を追うことで見えてきたニッポンの食が抱える闇とは!?

国内では、アサリ漁獲量全国トップは愛知県。2位は北海道。 しかし、スーパーを回ってみると、漁獲量が極めて少ないはずの“熊本産”アサリが安く、大量に流通していた。 関係者への取材を重ねる中で、輸入アサリを日本の干潟に放つ「蓄養」と呼ばれる行為が産地偽装に深く関係していることを知った。有明海で張り込みを続け、2019年にその一部始終をカメラに収めることができた。

食品表示ルールでは、2か所以上で育てた場合、成育期間が最も長い場所が産地となる。業者たちは輸入元より長く熊本で蓄養したと主張していたが、その実態は干潟に撒いて1週間程度で回収する「仮置き」だと判明した。 当初は取材に難色を示していたが、長年続いてきた偽装を断ち切りたいとの思いから実名・顔出しでの告発を決心してくれた。

2022年1月の『JNN報道特集』で「“熊本産”アサリ産地偽装の実態」を伝えると、各所で波紋が広がった。 熊本県は2月8日から2か月間、熊本産アサリを出荷停止するという、異例の措置を取った。 農水省は「熊本県産アサリの97%に外国産が混入している可能性が高い」と発表した。

その結果、全国のスーパーから“熊本産”アサリが消えた・・・だけでなく、アサリそのものを扱わなくなったスーパーが続出した。パックの中身はこれまでと全く同じアサリにもかかわらず、“熊本産”の表記を“中国産”に変えると、急にアサリが売れなくなった。

取材班は産地偽装していたアサリ業者の言葉を思い出す。 「産地偽装をしないと売れないから・・・」 この番組は「偽りのアサリ」を3年以上にわたって追い続けてきた記録。そこから見えてきたのは、行政、業者、スーパー、消費者が複雑に絡み合ったニッポンの食の闇だった。

ということで、2022年3月に放送されたアサリ産地偽装問題を取材した「偽りのアサリ」が放送。


放送は明日2023.5/13 25:58~26:58 TBSで。



<【中国産が国産に‥ニセアサリ1000日の追跡取材の記録】「偽りのアサリ ~追跡1000日 産地偽装の闇~」ナレーション:石井亮次 CBCドキュメンタリー>



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