「<FNSドキュメンタリー大賞>忘れてはいけないこと~認知症受刑者が問いかけるもの~<フジテレビからの!>
」はフジテレビで明日9/30深夜放送。
(https://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/20210914.html)
急速に高齢化が進む岡山刑務所。犯した罪を忘れる認知症受刑者も増えている。揺らぐ刑務所の存在意義。塀の中で今何が起きているのか。
刑期10年以上の受刑者400人余りを収容する岡山刑務所。半数以上が無期懲役の受刑者で殺人など命を奪う生命犯が大半を占めている。近年、塀の中では高齢化が深刻な状況に。対応するため去年11月に養護工場を整備した。体の老化が著しい高齢受刑者を集め、ダンボールを使った緩衝材作りやフルーツの保護ネット作りが行われていた。簡単な作業だが、途中で作業が分からなくなってしまう受刑者もいた。
中には介助が必要な受刑者もいる。介助するのもまた受刑者だ。トイレの介助を受刑者が2人がかりで行う姿も見られた。高齢化に伴い、施設の整備、医療、食事の準備など刑務所側も対応に追われている。中でも特に深刻な問題になっているのが受刑者の認知症だ。法務省が2015年に全国で行った認知症を調べる簡易検査では、60歳以上の受刑者のうち、認知症傾向のある受刑者は約14パーセント、全国に約1300人いると推計されている。岡山刑務所には現在、予備軍を含め認知症受刑者が約20人いるという。刑務所の本来の目的は受刑者に罪を償わせ、社会復帰させることだ。しかし、認知症受刑者に対しては、認知症をケアしつつ、同時に贖罪と更生を行わなければならない。刑務所で今、何が起きているのか。
ということで、認知症受刑者を取材したドキュメンタリーが放送に。
放送は明日2021.9/30 26:05~27:00 フジテレビで。
構成:梅沢浩一
ディレクター:岸下恵介
撮影・編集:高原信仁
語り:岸下恵介
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