リアル×ワールド「554日~TVディレクターが見つめた東日本大震災~」は、日本テレビで明日9/15朝放送。
(http://www.ntv.co.jp/realworld/index.html)
海の放射能汚染は今、福島の地元記者が見た厳しい現実。風評の壁と向き合う漁師に密着▽家族5人津波に奪われた気仙沼美容師、母の店を再び。初めて家族で笑えた2年目の夏
震災1年のタイミングの「特番ラッシュ」以降、テレビ報道に占める震災の割合は激減しています。しかし、被災地の現状が変わった訳ではありません。
時が経ち、日常を取り戻すには先が長い事を実感するにつれ、被災された方々の「痛み」は、大きく深くなっている場合すらあります。
震災で、人生が変わってしまった…変える事になった…
様々な人に丁寧に寄り添う「人間ドキュメント」を紡いでいきたい。テレビが伝えられることを真摯に見つめたい。 「TVディレクターが見つめた東日本大震災」シリーズ4作目となる今回は宮城・気仙沼市で家族5人を失った女性美容師が家族と共に復興に向けて奮闘する1年半、そして海の再生を願いつつも漁もままならない福島県の漁師たちが迎えた二年目の夏、という二つのテーマにディレクターが取り組みました。
<テーマ①笛吹キャスターが追い続けた「母との美容室」>
日曜朝8時の情報番組「シューイチ」のキャスターを務める笛吹雅子(報道局社会部・入社22年目)は、東日本大震災発生直後、自衛隊に同行取材して宮城県気仙沼市にたどり着きました。一面がれきに覆われたこの地で、笛吹は家族5人を失った美容師・小山美和さん(39)に出会います。遺体の傍らで泣き続ける美和さんと出会ったその日から、笛吹の1年半に渡る取材がスタートしました。苦労の末に仮設店舗をようやくオープンさせた美和さんですが、未だ津波に飲まれた自宅兼店舗の移転先は決まりません。震災から二度目の夏を仮設住宅で迎えた美和さん、そして家族たちの今を丹念に描きます。
<テーマ②福島の海の未来は・・・地元局記者が見た現実>
震災から1年半、未だ問題山積する復興への道のりで、とりわけダメージを受けたのが福島産の「食」。コメや牛肉、野菜がようやく流通しはじめる一方で、漁業はエリアごとの検査が難しく、行政の支援も遅れたままです。福島中央テレビの南相馬・臨時支局を拠点にする山内了太記者(入社4年目)は、カレイ漁師・吉田日出男さんに出会います。「この現実を見続けて欲しい」と言う吉田さんに山内記者が思う福島の漁業の未来とは・・・。
さらにいわき支社を拠点とする山中利之記者(入社4年目)は別の視点から福島の海を考えます。
ということで、2011年7/31の第1弾「143日」、12/17の第2弾「282日」、今年3/10の第3弾「365日」と放送された震災オムニバス企画「TVディレクターが見つめた東日本大震災」シリーズの第4弾が。(カウントされてないけど3/4にも再編集版的な番組を放送)
放送は明日2012.9/15 午前10:30~11:25 日本テレビで。
ナレーション:濱田岳
今回は、母親が暮らす実家の取り壊しを録り続けたディレクターの続編は無いのかな?
あのDのお母さん、ライターさんでも仕込んでるのかと思うほど詩的な日記がすごく印象的だったなぁ、、、と思ってたら本まで出たか。>生きてやろうじゃないの![Amazon]
ちなみに、近々で気になるところでは、主に下記の様な東日本大震災・原発が放送される模様。
・幾歳経るとも要心あれ~2011.03.11.東日本大震災~
9/15 26:48~27:43 TBS
・報道特別番組「震災報道スペシャル 消えない放射能~最悪事故が残す汚染の実態」
9/16 16:00~17:24 TBS
・ETV特集 シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第1回「ベラルーシの苦悩」
9/16 22:00~23:00 NHK Eテレ
・サイエンスZERO「最新報告!明らかになった巨大地震の全貌」
9/16 23:30~24:00 NHK Eテレ
・ETV特集 シリーズ チェルノブイリ原発事故・汚染地帯からの報告 第2回「低線量汚染地帯からの報告」
9/23 22:00~23:00 NHK Eテレ
・ETV特集 映画にできること~園子温と大震災~
9/30 22:00~23:00 NHK Eテレ
<関連>
・リアル×ワールド「282日~TVディレクターが見た東日本大震災~」は明日12/17朝 日本テレビで
(http://catalina.blog.ss-blog.jp/2011-12-16-1)