nikkansports.comが「河瀬「3・11」映画に世界の監督20人が協力記事」という記事を掲載していた。
http://www.nikkansports.com/entertainment/news/p-et-tp1-20110519-777897.html

 【カンヌ(フランス)=広部玄】第64回カンヌ映画祭の最高賞を競うコンペティション部門に新作「朱花(はねづ)の月」が選出された河瀬直美監督(41)が17日(日本時間18日)、東日本大震災被災地にささげる映画「3・11センス・オブ・ホーム」を製作すると発表した。「国境が違っても同じ気持ちを持ってこの地球に生きているんだ…というメッセージを伝えられる企画になれれば」。



 同作品は世界各国の映画監督約20人の協力で製作されるという。「センス・オブ・ホーム(家という感覚)」をテーマに3分11秒の短編映画製作を依頼。河瀬監督の作品も合わせて約60分の作品として完成させる意向。



 実は河瀬監督がこの企画を考えたのは、わずか10日前だという。「映画監督として何ができるかと考えていて、何もできない日々が続いた。その時に『命が元気になることをしたい』と考えたのがこの企画の始まり」と話した。思いは世界各国の監督たちも同じで、急ピッチで準備は進んでいる。



 女優桃井かおり(60)が監督として参加予定のほか、昨年の同映画祭で最高賞パルムドールを受賞したタイのアピチャッポン・ウィーラセタクン監督(40)やスペインのビクトル・エリセ監督(70)ら9人が参加を表明。上映日は、震災から半年後の9月11日で、開始時間も発生時に合わせ午後2時46分。同監督の地元奈良県の寺で奉納上映後、被災地で巡回上映したいという。

ということで、河瀬直美が「3・11センス・オブ・ホーム」という作品の製作を発表。

記事には、河瀬直美、桃井かおり、アピチャッポン・ウィーラセタクン(「ブンミおじさんの森」)らの名前に加え、なんとビクトル・エリセ(「ミツバチのささやき」)の名前も。

作品の発表がほぼ10年おきな超寡作のエリセ。
同じペースなら2002年の「10ミニッツ・オールダー」の次は2012年前後って事になるのかと思ってたけど、10年ぶりの「劇場公開用」の映画は前作よりも更に短い3分11秒の短編って事になるのか?

展覧会用の短編を撮ったとか、ドキュメンタリーを撮ってるとかって話は聞くけども、もう長編の劇映画は撮ってくんないのかなぁ、、、。

<関連>
・エリセ/ジャームッシュ/ヴェンダース「10ミニッツ・オールダー/人生のメビウス」は明日1/4他CSムービープラスでハイビジョン放送
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2011-01-17
・「ビクトル・エリセ DVD-BOX」が発売されるようだ–ミツバチ/エル・スール/挑戦
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2008-09-03-1