「buy a suit スーツを買う」/「TOKYOレンダリング詞集」は、WOWOWで明日2/25深夜ハイビジョン放送。
・buy a suit スーツを買う(http://www.wowow.co.jp/pg/detail/021673001/index.php
・TOKYOレンダリング詞集(http://www.wowow.co.jp/pg/detail/021674001/index.php

「buy a suit スーツを買う」

解説

売れっ子CM演出家を経て1987年、「BU・SU」で映画監督デビュー。以後、「トニー滝谷」など独自の感性あふれる計17本の長編劇映画を生みだした市川監督。彼が初期のヌーヴェル・ヴァーグの映画のように、少人数のスタッフ編成で、秋葉原や浅草など、東京の街中へと繰り出し、みずからもカメラを回して、人と人とのささやかな心のつながりを切ないタッチで描写。作品の本編集を終えた市川監督だが、劇場公開を目前に控えた2008年9月、脳内出血で急逝し、本作が惜しくも遺作に。同時期に「TOKYOレンダリング詞集」も発表された。



ストーリー

大阪から上京し、秋葉原の駅に降り立ったユキは、兄ヒサシの大学時代の先輩、山口と駅前でおち合う。ユキは山口に、しばらく前に妻のトモ子と別れて不意に失踪を遂げ、消息不明だった兄から最近思いがけず手紙が届き、その兄を訪ねるべく上京したことを語る。届いた手紙の住所を訪ね歩いて隅田川沿いの吾妻橋のたもとまでやってきたユキは、意外にもそこにあるダンボール・ハウスで暮らしているヒサシと再会を果たし……。

「TOKYOレンダリング詞集」

解説

2008年、春先の東京の街角で切り取られた、日常の中の何げない風景、街のざわめき。そしてそこにかぶさる、印象的で時に謎めいた言葉の数々(「三年待て」「わからなくていい」等々)。「buy a suit スーツを買う」と同時期に制作され、監督自身がパソコンで全編の編集を行ったという本作は、独自の感性溢れるキャッチコピーが光る映像作りで知られた市川準監督ならではの、実験的でユニークな映像詞集。はたしてここに込められた作者の意図とは何だったのか? ちなみに「レンダリング」とは完成予想図という意味。

ストーリー

固定カメラ、ビデオ撮りで、東京の街角の何げない風景の1コマがしばらく映し出された後、そこに、会話の断片や、作者個人の感慨のようでもあり、あるいはまた、歌詞やキャッチコピーのようでもある、印象的な言葉のワンフレーズが浮かび上がっては、また別の風景の映像、言葉が繋げられていく。「出会わなければよかったなんて、言わないでくれ」「天職と思え、って、大きなお世話だ」「安保理」「ソウルフルで、いたい」等々…。

ということで、WOWOWが、シネジャパン「市川準監督 最後の仕事」と題し、遺作となった自主制作作品「buy a suit スーツを買う」と、「TOKYOレンダリング詞集」を連続放送。

放送はWOWOWで明日2010.2/25深夜、以下のスケジュールで。

24:00〜24:55 buy a suit スーツを買う
24:55〜25:30 TOKYOレンダリング詞集


去年の日専/衛劇の「追悼 市川準監督特集」は、スカパー!HDのHD録画環境が整う前だったから衛劇の契約はせずにスルーしてたけど、「ノーライフキング」とか「つぐみ」は是非HD録画したいんだよなぁ、、、。
今度は日専でやってくれないものか、、、。


なお、CS 日本映画専門チャンネルでは、2/25 午前11時から「大阪物語」をハイビジョン放送。
V☆パラダイスでは3/14他に「東京マリーゴールド」を放送。


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