明日1/24放送のNHKスペシャルでは、「メイド・イン・ジャパンの命運」は薄型テレビメーカーなどを取材する模様。
http://www.nhk.or.jp/special/onair/100124.html

金融危機の影響がもっとも大きく出た日本。GDPはまもなく中国に抜かれ3位に転落するのは必至である。こうした中、日本はグローバル経済の中で、何を作り、何で稼いでいくべきなのか。世界最強のブランドと言われた“メイド・イン・ジャパン”が、出口を求めて必死にもがいている。いま日本の製造業が直面している世界の地殻変動、それは、猛スピードで技術が陳腐化し、製品の差別化が難しく、しかも製品の寿命が超短命に陥っていることだ。メイド・イン・ジャパンの代名詞だったテレビ業界では、特にその傾向は顕著で、どんなに高度で精密な薄型テレビを作り出しても瞬く間に韓国台湾などアジア勢の猛追を受ける。少しでも安いモノをと考える消費者にとって、ライバルがある程度の技術力を持てば、日本製品の優位性は一気に崩れるのだ。こうした中、いま一度日本国内工場の存在意義を問う、「生き残りをかけた実験」が始まっている。東芝ではコストを度外視した超高機能テレビを作り技術力を極めようとする試みが佳境を迎えた。JVCケンウッドでは、自社生産にこだわらず、技術を中国メーカーに譲って製品を作らせ、そのライセンス料を企業収入にしていこうという動きも見られる。番組は、「日本は今後どうやって食べていくのか」、「日本人は何が得意なのか」と自問を繰り返す二つの電機メーカーの社運を賭けたプロジェクトに密着し、メイド・イン・ジャパンの未来を見つめていく。

世界市場では台湾メーカーなどに押されている日本の薄型テレビ業界を取材している様で、番宣によれば東芝の「CELL REGZA」開発に至るまでの話なども聞けそうな感じ。

放送は明日、2010.1/24 21:00〜21:50 NHK総合で。

現在予定されている再放送は、同チャンネルで1/26 24:45から。


なお、明後日1/25深夜TBSで放送の「第二アサ(秘)ジャーナル」では、東芝REGZA工場を見学。
こちらでは、工場見学の他「CELL REGZA」の機能やLEDバックライトの動作なんかが紹介される模様。

<関連>
・来週1/25放送の「第二アサ(秘)ジャーナル」は、東芝REGZA工場を紹介
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2010-01-19-4