AV Watchが「JVCケンウッド、BD/HDD/チューナを統合した「RYOMA」-Home AVCを来春発売。ラジオ難視聴を克服する「M-LinX」」という記事を掲載していた。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20090930_318358.html

 JVC・ケンウッド・ホールディングス株式会社は、デジタルネットワーク時代の新しいライフスタイルを提案するという新製品群の第1弾として、映像/音楽を一台で楽しめるHome AVC(Audio Visual and Communication)「RYOMA(リョーマ)」を開発した。商品化は2010年春の予定。



 Blu-ray DiscレコーダとHDD、デジタルハイビジョンチューナ、FM/AMチューナ、デジタルアンプを集約した一体型のAVシステム。BD/DVDビデオや録画したデジタル放送番組、CDやリッピングした音楽コンテンツなどを1台で楽しめるほか、FM/AMラジオの録音にも対応している。

ということで、21世紀版モジュラーステレオというか、BDレコからデジタルアンプ、FM/AMチューナまで突っ込んだ全部入りの「RYOMA(リョーマ)」というAVシステムが発売される模様。
ニュースリリースに掲載されているメニュー画面のイメージは、WindowsのAV系アプリにありそうな感じの装飾過多なごちゃついたデザインで下品な感じだけども、発売時にはどんな感じになるのか気になりますな。

で、このFM/AMチューナに採用されている新技術の「M-LinX」は、FM/AMラジオ放送の音声をインターネット網を使って受信できるというもので、AM放送の「ズミョーーー」というノイズとか、もれなく外国の放送も聞こえます的な問題に悩まされることもなくなるのが嬉しいですな。
ただ、地域特定技術によって県域放送だとかの制度上の問題をクリアしたようだけども、遠くの地域の局でアンテナ受信ならかすかに聞こえていた様な番組を聴きたい場合には、これまで通りループアンテナの位置や角度をいじってみたりするしかなさげ。

まだユーザーインターフェース面がどうなっているのか詳細が出ていないみたいだけども、ラジオ番組もテレビと同様に予約操作ができたら良いんだけどなぁ。
自分が知ってる範囲では、オリンパスのラジオサーバはおろかPC用のAM/FMチューナーでさえ放送局と開始・終了時間を設定する時代遅れの予約スタイルが一般的だと思うので、EPG的な画面から録音予約を仕掛けられたり、毎日・毎週予約や、指定キーワードやジャンルによる自動録音が出来るなら、もっとラジオを聴こうとするんだけど。
とにかく、「FMレコパル」や「FM Fan」、「ラジパラ」なんかを買ってた世代としては、この製品とM-LinX対応の小型AM/FMチューナ「M-LinX Tuner Box」には期待。ガンバレ。