AV Watchが「初代「ゴジラ」など、東宝特撮がBlu-rayで続々復活-レストア担当者が語る“映画人の熱意”とは」という記事を掲載していた。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/topic/20090917_315498.html

 過去の名画がBDで楽しめるのはAVファンにとって嬉しい事だが、気になるのはクオリティ。BD版の発売にあたっては、新たに作成したハイビジョン・マスターを使用しているという。しかし、初代「ゴジラ」(’54年)など、50年以上前に作られた作品も含まれており、BDでどこまでの画質が楽しめるのか疑問に思っている人も多いだろう。



 そこで、テレシネやレストア処理を担当した東京現像所に赴き、テレシネ作業や、ゴミ・傷修復などのレストア作業を担当したスタッフの方にインタビューを実施。さらに、発売前にBDのサンプル版を視聴することができたため、そのクオリティをチェックしてみたい。

ということで、東現のテレシネ担当とレストア担当の人に、BD版「ゴジラ」のレストアプロセスの事を訊いたインタビュー記事が。

編集部:ちなみに、東京現像所さんで、古い作品のBD化は今回が初めてになるのでしょうか?



村田:旧作のBD化は初めてなのですが、2年ほど前から放送用には何百本と手掛けています。そういう意味ではハイビジョン用のレストアのノウハウは蓄積されていました。今回はパッケージ用ということで、レストアも最高レベルを適用しています。



 そのため、メンバーの中にはDVD用、放送用、BD用と、同じ作品のレストアが3回目だという人もいます。経験があるので修正の仕方も心得ており、逆に経験があるので「次のカットは慣れてるからお前がやれ」と振られることもあります(笑)。



 実は以前、放送用のレストアを担当したのが東京現像所だと知っているファンの方が、BD化が発表された後に、こちらに電話をかけてきて「BD用のレストアも東京現像所さんが担当されるんですか?」と確認されたことがあります。メンバーに話すと、“ファンの方々に自分の仕事を見られている”という緊張感に、皆が身が引き締めていました。

と、これが直接「ゴジラ」の事を指しているのかどうかは今ひとつハッキリしないものの、新たにBD用のレストアが施されているような感じですな。

日専のハイビジョン放送は、確かに自分がこれまで観た事のある「ゴジラ」の中では、もっとも高画質だったとは言えると思うけども、「やはりこの辺が限界か」と思ってしまったことも事実なので、BD版の画質を観てみたいところですな。