3時間半、怪談を語り尽くすという番組、「日本怪談百物語」は明日8/15深夜NHK総合で放送。
http://www3.nhk.or.jp/hensei/program/p/20090815/001/21-0035.html

江戸時代より伝わる、怪談の伝統式スタイル「百物語」。百の話を語り終えた時、本物の怪が現れるという。個性豊かな10人の語り手たちが、百の怪談を語りついでいく。



10人の語り手は、一龍齋貞水(講談師・人間国宝)、加賀美幸子(フリーアナウンサー)、蟹江敬三(俳優)、小倉久寛(俳優)、緒方恵美(声優)、国生さゆり(女優)、松下由樹(女優)、山崎バニラ(活動弁士)、半田健人(俳優)、溝口琢矢(俳優)。10人はそれぞれ趣向を凝らしながら、個性的な語りを披露する。「四谷怪談」「雪女」「耳なし芳一のはなし」など、2人がペアを組み、朗読芝居の趣をなすものもお送りする。

放送は明日深夜2009.8/15 24:35〜28:00 NHK総合で。

明け方間近の4時終わりということなので、伝統の通り部屋に100本のロウソクを灯して、テレビと一緒に怪談会ごっこというのも良さげな感じ?(暑そう



なお、8/22にはNHK BS2が「BSホラーナイト」という企画で怪談番組を3本放送。

21:00〜22:52 ハイビジョン特集 フロンティア 「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」(再)
23:00〜24:30 「恐怖の話芸 最恐! 怪談夜話」
24:30〜25:48 衛星映画劇場「東海道四谷怪談」(中川信夫監督)

注目は23時からの「恐怖の話芸 最恐!怪談夜話」で、主に「現代の怪談」を扱い、話芸としての怪談を楽しむ番組となる模様。

今、ハリウッド映画でリメイクされるなど、世界で大人気の「ジャパニーズホラー」。この日本独特のホラー観の原点といわれているのが、「語り」のみで、聴く者を恐怖のどん底に陥れる話芸「怪談」。この番組は、名人・三遊亭円朝などが語った古典話芸「怪談」ではなく、IT時代の背景、経済危機など、現代的要素を加味して、さらにパワーアップして恐怖が増大している「現代の怪談」を取り上げる。怪談と言うとすぐにオカルトまがいと混同されるが、「怪談」は、明治時代から森鴎外、泉鏡花、柳田國男、岡本綺堂などそうそうたる知識人が、夏の夜を涼む為の風物詩として楽しんできた。番組ではその精神を受け継ぎ、現代の名人「モダン怪談の達人」たちがスタジオに集い、次々と怪談を語り、その至芸を競い合う。ありがちな再現VTRなどの演出は一切行わない、あくまで、話芸として現代の怪談を楽しむ。司会に「怪談」を著した小泉八雲をこよなく愛する佐野史郎、ゲストに博物学者・荒俣宏を迎え、怪談の裏に隠れた日本人の精神も探る。恐怖で夏の暑さも吹き飛ぶ当番組にこうご期待!



<訂正>
ハイビジョン特集 フロンティア 「異界百物語~Jホラーの秘密を探る~」の放送終了時刻が間違っていたので修正。

<関連>
・NHK BS2のBSホラーナイト「恐怖の話芸 最恐!怪談夜話」は、明日8/22夜放送
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-08-21-2
・明日8/25放送「カスペ!・ほんとにあった怖い話10周年記念スペシャル京都パワースポットツアー」
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-08-24
・「ほんとにあった怖い話」傑作選は、明日2009.8/13から再放送スタート
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-08-12-1
・今夜4/24は、「ハイビジョン特集 フロンティア 異界百物語 ~Jホラーの秘密を探る~」
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2008-04-24-1
・未ソフト化–中川信夫「怪異談 生きてゐる小平次」は、明日8/16他 日本映画専門チャンネルで
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-08-15-1