実をいうと、早く観たい!という気持ちはそれほど強くなかったんだけども、アニメ系のサイトさんやブログさんは、どこもかしこもネタにされていて、薄目で「エヴァ破」の記事だけを避けるように別の記事を読ませてもらうのはいい加減苦痛だし、映画の日で1000円で観られるという事もあって、とっとと観に行っちゃってみた。
<以降、公式な宣伝や解説では出していない情報が含まれてるので、観てない人は読まない方がヨサゲ。>
ということで、観終わった直後の感想としてまず出てきたのは、音楽からSEから、とにかく「音を懐かしむ」映画だったなぁという感じ。
「序」では無音だったスタジオカラーのスタジオロゴにウルトラ変身音が乗り、本編が始まるなりメガネっ娘が「三百六十五歩のマーチ」を口ずさみ使徒と戦う。男勝りな女性が懐メロを口ずさみながら仕事に励む様子は、なぜか「王様のレストラン」で橋幸夫のリズム歌謡を唄いながら鍋を振る山口智子みたいだと思った。
携帯電話の着信音もどこかで聞いた事のある音だったし、何で使われた音楽かまでは判らなかったけど、確かに聞き覚えのある音楽がいくつか流れていた。
そして、ミサトと加持が呑んでいる居酒屋ではピンキーとキラーズ、3号機との戦いでは「今日の日はさようなら」、TV版でいうところのゼルエルとの戦いでは「翼をください」と、たぶんある年代からある年代の人ならもれなく知ってるであろう、中には小学校で合唱した人もいるであろう昭和歌謡のオンパレード。
そんな部分でノスタルジーに浸れるとは思わなかった(笑) というか、観ている途中で音に気を取られ、話のスジとか戦闘シーンの細部が完全に飛んじゃったのが困った(笑)
使徒も良い。
エヴァ仮設5号機と戦った骨竜型の使徒。「月風魔伝」とかその辺のコナミゲームに出てきそう。
次の「○○みたい」という形容が出来ない細っそい使徒。グッズで時計が出たらちょっと欲しい。
サイケな食虫植物に見えなくも無いサハクィエルタイプのやつ。フィギュア化熱望。
ゼルエルはTV版の方が好きだったけど、新しいやつもあさりよしとおなのかなぁ。
予告の「Q」はちょっと驚いた。
こんだけ特撮にかぶれたアニメなんだから「ウルトラQ」とかソッチの方なんだろうけど、「エバキュウ」と音読すると、なんだか「オバQ」みたいだ。
CGの違和感の少なさをはじめアニメとしての完成度は非常に高いけど、映画としては良くも悪くもハリウッド映画的。
「ビースト」のくだりなんかは、必殺技の名前を叫ぶロボットアニメの様式美みたいなものと受け取れれば勝ちだろうけど、自分は修行が足りないのでアニメアニメした独り言がちょっと恥ずかしかった。
以上、今のうちにパンフを読んだり他の人の感想を聞いたりする前の感想をメモ書き。
とりあえず、戦闘シーンが激しくて、何がおこっているのか分かりにくいカットが多い上、印象的には本編の3分の1くらい使徒と戦ってるんじゃないの?と思えるほど分量が多いので、BDでじっくりみたいですなこりゃ。
あと「全記録全集」と「原画集」を早く出して欲しいなぁ。
↓100パー売り切れだと思っていたけども、ダメ元で「「EVA-EXTRA 04」ってあります?」と売場のお姉ちゃんに聞いたら、「ございますよ♪」という事だったので、軽く驚きつつ購入。