Variety.comが「R・ポランスキーが淫行事件の訴追取り消し請求–きっかけは真相描いたドキュメンタリー映画」という記事を掲載していた。
(http://www.varietyjapan.com/news/showbiz/2k1u7d00000gnyap.html)
ロマン・ポランスキー監督が、ハリウッドへの復帰を狙っている。
ポランスキー監督の弁護団は2日(火)、1977年のモデル淫行(いんこう)事件について、ロサンゼルスの上級裁判所に有罪判決の訴追取り消しを申し立てた。
ポランスキー監督は、31年前にジャック・ニコルソン邸で、当時13歳のモデルに性的行為をした嫌疑をかけられ逮捕。法定強かんの有罪判決を受けたが、無罪を主張。服役を逃れるためにヨーロッパに逃亡し、現在に至っている。これまで同事件を蒸し返すことに消極的だったが、ついに汚名を晴らす決意を固めたようだ。
弁護団は、マリナ・ゼノヴィッチ監督の新作ドキュメンタリー映画“Roman Polanski:Wanted and Desired”(1月22日関連記事)が訴追取り消しを求めるきっかけになったと説明。事件の真相に迫った同作において、当時の地方検事補だったデイヴィッド・ウェルズが、裁判所と検察との間で行われた不正なやりとりを告白しており、弁護団はポランスキー監督が「当時、ロサンゼルスの検察と裁判所の間で何度となく行われた不正で非倫理的な行為の犠牲者である」と述べている。
審問は来年1月21日(水)に行われる。
フランスの市民権を獲得しているポランスキー監督は、『戦場のピアニスト』でアカデミー賞監督賞を受賞。最新作“The Ghost”は来年2月、ヨーロッパでクランク・インする予定だ。
ということで、ポランスキーももう75歳だそうで、はたしてハリウッドへの復帰はなるか。
ポランスキーといえば、初期短編作品集や「赤い航路」、「死と処女」あたりまで地味にDVDが発売されてるのに、「テナント」は国内版がなかなか出ないなぁ、、、。