2度目、3度目のDVD化、さらにはブルーレイ化なんて劇場アニメもある中、ビデオ/LDを最後に、それ以降ソフト化されていない作品を何故DVD化せずにほっとくのかシリーズ第3弾。
今回は、これ↓
「ペンギンズ・メモリー 幸福物語」
サントリー缶ビールのCMで一世を風靡したペンギン(パピプペンギンズ)が登場する劇場アニメ。
85年の作品なのでバブル景気が始まる直前頃だけども、CMキャラだけに、企画さえ通っちゃえばスポンサーには困らなかったという言う事なのか、佐藤浩市、鶴ひろみの他、CMでナレーションを担当していた所ジョージ、奥田瑛二、藤田弓子、ケーシー高峰、増山江威子、青野武、久米明、阿藤海、たこ八郎、林家こぶ平と、キャストが異常に豪華。
そしてアニメーション制作はアニメーションスタッフルーム。
ほとんどベトナム戦争映画のように始まり、身も心も傷ついた主人公マイクは、ようやく戻った故郷でも心が晴れず、恋に落ちた娘ジルにも実はフィアンセがいて、、と、当時この映画を観に来た観客が期待していたものとは、たぶん180度逆を行くハードなこの作品。
絵柄的には子供向けのアニメに見せかけといてコレかよ!みたいなところだけども、映画としてはなかなか面白い。
このLDを探すのにも相当苦労した記憶があるけど、作品としての出来は良いし、auのキャラクターとしても掘り起こされていたりしてるので、どこでもいいので是非とも再度のソフト化をお願いしたいところ。
なお、このキャラは2005年9月からホリプロが版権を管理しているそうで。
<参考:YouYube:CM:CANビール 詰め合わせ>