「生誕90周年:鈴木清順特集」はWOWOWシネマで明日5/7から。
(http://www.wowow.co.jp/pg_info/wk_new/007079.php)
ほとばしる色彩と、時に映画のセオリーをも超越する、独自の世界。その作風は《清順美学》と讃えられる。5月24日に堂々90歳を迎える鈴木清順監督の代表作を振り返る。
「悪太郎」
大正初期、一本気な性格が災いして“悪太郎”との悪名を着せられた青年・東吾。異才・鈴木清順監督が、今東光の自伝的小説をもとに彼の成長をみずみずしく描いた青春映画。
「刺青一代」
弟思いの男気あふれるやくざを、異才・鈴木清順が鮮烈なタッチで描写。独特のけれんと様式美に満ちた“清順美学”がラストに至って絢爛たる花を咲かせる、任侠映画の傑作。
「野獣の青春」
かつての同僚の死の理由を探る元刑事を主人公に、異才・鈴木清順監督が“清順美学”と呼ばれる奇抜な作風を開花させ、注目を浴びるきっかけとなったカルトハードボイルド。
「東京流れ者」
鬼才・鈴木清順監督が人気男優、渡哲也を主演に迎えたアウトローアクション。渡演じるヒーローは悪辣なやくざ一味を相手に命懸けの戦いへ。共演はダンプガイこと二谷英明。
「けんかえれじい」
岡山の旧制中学で“喧嘩キロク”の異名を取る硬派学生、南部麒六(高橋英樹)。彼が喧嘩に明け暮れる日々を、異才・鈴木清順監督が破天荒なスタイルで描いた痛快青春映画。
「殺しの烙印」
鈴木清順監督が宍戸錠演じる殺し屋の冒険を描いたが、あまりにも奇想天外な内容と作風ゆえに当時、映画会社の社長を激怒させたという問題作にして世界的カルト映画の傑作。
「肉体の門」
終戦直後の東京を舞台に、混乱した世の中をたくましく生き抜いていく売春婦たちの姿を、異才・鈴木清順監督が鮮烈なタッチで描きだした、田村泰次郎原作の人間ドラマ。
ということで、WOWOWが清順特集。
放送は明日2013.5/7から5/16 WOWOWシネマで。
5/07 19:00〜20:45 悪太郎(再:6/7)
5/08 19:00〜20:30 刺青一代(再:6/3)
5/09 19:00〜20:45 野獣の青春(再:6/5)
5/13 19:00〜20:30 東京流れ者(再:6/6)
5/14 19:00〜20:30 けんかえれじい(再:6/4)
5/15 19:00〜20:45 殺しの烙印(再:6/10)
5/16 23:00〜24:45 肉体の門(再:6/11、25)
※「殺しの烙印」は5/8 25:00〜WOWOWプライムでも放送。
ちなみに、鈴木清順関連では、BS/CS日本映画専門チャンネルが、5/10 11:30〜他に「密航0ライン」、5/24 23:00〜他に「ルパン三世 バビロンの黄金伝説」を放送。
それから、6/2 13:00〜他にはV☆パラダイスが「ツィゴイネルワイゼン」を放送予定。
<関連>
・録画地獄:主要メーカーブルーレイメディア Amazon価格一覧
・録画地獄:WOWOW HD放送映画ラインナップ
・WOWOWオフィシャルサイト