BS1スペシャル「フクシマ・プラン 〜国際協力チームの廃炉戦略〜」はNHK BS1で明日9/16放送。
(http://www2.nhk.or.jp/navi/detail/index.cgi?id=08_0106)
東京電力福島第一原子力発電所の廃炉作業は、汚染水の処理という喫緊の問題の解決に迫られている。原子炉建屋やタービン建屋内に大量の汚染水が溜まっている事が明らかになったのは、事故直後の2011年3月。
当初から政府・東京電力では海外の技術や機器の導入で対処せざるをえなかった。諸外国の協力で汚染水を浄化するための循環装置を作り上げ、初期段階では収束できたように見えた。
しかしその後、大量の地下水の存在が明らかになり、問題はどんどん深刻化している。
より計画的・組織的に廃炉作業を行うために、官民さまざまな組織を結集した研究開発の組合が、予てから予定されていたが、ようやく8月に発足。
そこには、米・英・仏・露・ウクライナなど各国の専門家をメンバーとする国際エキスパート・グループも参加し、それぞれの国のこれまでの経験や知見によってもたらされるプランが作業工程などに取り入れられる。
アメリカは、軍事核施設の解体現場ハンフォードなどでの知見と、何といってもスリーマイル島(TMI)事故の経験が多くのデータを残している。
イギリスは、セラフィールドなどの事故経験による廃棄物処置の技術を数多く持ち、さらに原子力廃止措置機構(NDA)の透明性と効率を重んじる組織作りそのものにも注目が集まっている。
ロシアは、やはり軍事核施設での解体処理の知見、ウクライナはチェルノブイリの土壌・環境汚染のデータ、フランスは推進してきた原子力産業の持つ技術、とそれぞれ特色がある。
これらの国から提案される「フクシマ・プラン」は、日本側に知見や経験が無いものが多く、今後の福島廃炉のキーポイントの一つになるのではと考えられている。
9月に正式発足する国際エキスパート・グループのメンバーらを取材し、その技術とノウハウ「フクシマ・プラン」をルポしていく。
ということで、福島第一原発の廃炉に向け発足されるという国際協力チームのプランが紹介される模様。
放送は明日2013.9/16 22:00〜22:50 NHK BS1で。
BS1スペシャルは再放送があまり無いので見忘れないようにしないと。
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