「<FNSドキュメンタリー大賞>1F(イチエフ)作業員~福島第一原発を追った900日~<Wナイト>」はフジテレビで明日11/6深夜放送。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/fnsaward/22th/13-429.html

福島第一原発、通称「1F(イチエフ)」。

今次々と異常事態が発覚している。タンクからの汚染水漏れ、海への流出が発覚と事態は悪化の一方だ。しかし廃炉作業は止められない。1Fでは事故直後から今も3千人の作業員が働いている。防護服に身を包み、名前も顔も見えない作業員たちをディレクターは事故直後から取材し始めた。ほとんどが取材拒否、応じてくれても匿名で顔出しNG。ようやく2人が「世間に知られていない現場の真実をありのままに伝えたい」と現役作業員として初めて実名、顔出しで取材に応じた。

一人は勤務30年の49歳、電源敷設現場のリーダー。震災後家族は埼玉に避難したが「誰かがやらなきゃ事故は収束しない」と一人福島に残った。平日は原発の作業、週末3時間かけていわき市の寮から家族の元を訪れる生活。次第に作業は過酷になり、賃金は減る一方。家族と離れ離れの生活を2年続けた末に1Fを去る。悩んだ末の決断、その理由を語った。

もう一人は31歳独身、東電子会社の下請け会社に勤務。会社は地下水バイパス工事を請け負った。被曝しながら急ピッチの作業で完成した。しかし地元漁民との話し合いが決裂、稼働できなくなった。このままでは会社に請負金が入らない。地元出身の被災者でもある彼が複雑な胸中を語った。

1F作業員を追って見えてきたのは、福島第一原発の廃炉への道のりが困難を極める一つの理由、そして今後の厳しさだった。

ということで、福島第一原発の現役作業員を追ったというドキュメンタリーが。
第22回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品。


放送は明日2013.11/6 26:20〜27:15 フジテレビで。


取材・報告:海野麻実(フジテレビ)
ナレーション:松元真一郎


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