「Mac/PC」カテゴリーの記事一覧

2009.06/01 11:17

PS3をアクセラレータとしてH.264変換するソフト「CodecSys CE-10」の発売が発表になった

フィックスターズ公式サイトが「フィックスターズ、PS3を活用した高速・高画質H.264ソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを発売」というニュースリリースを掲載していた。
http://www.fixstars.com/company/press/20090601.html

株式会社フィックスターズ(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO:三木 聡)は、PLAYSTATION®3を活用した高速かつ高画質なH.264ソフトウェアエンコーダ「CodecSys CE-10」シリーズを本日から発売します。価格は、ホームユーザ向けのCE-10 Personalが19,800円(税込)/年、プロフェッショナル向けのCE-10 Professionalが198,000円(税込)/年、または24,800円(税込)/月で、ウェブサイトでのダウンロード販売を行います。また、発売を記念して、6月中に年間ライセンスをご購入のお客様を対象に、初年度および2年度以降のライセンス料がずっと20%OFFになるキャンペーンを実施します。

CodecSys CE-10ウェブサイト:http://codecsys.fixstars.com/ja/ce10

CodecSys CE-10シリーズは、Broadcast International社と共同で開発している革新的な映像圧縮テクノロジー「CodecSys」のアクセラレータにPS3を活用した、H.264ソフトウェアエンコーダです。CodecSys CE-10シリーズをインストールしたPCとPS3を接続することで、PS3が負荷の高いH.264エンコーディングを大幅に高速化し、大容量のフルHD映像でも再生時間に近い速度*でエンコードすることができるようになります。また、業務用に開発された上位モデルCE-100/200やCE-1000と同じエンコードエンジンを採用することで、プロレベルの画質を実現しています。

H.264形式へのビデオエンコードは、非常に多くの計算量を必要とするため、ソフトウェアによる処理ではCPUへの負荷が高く時間がかかることが課題とされてきました。そのため、高速化には専用回路を持つハードウェアエンコーダが利用されてきましたが、画質や入出力など機能のアップデートには制限がありました。 CodecSys CE-10シリーズは、高速なエンコードを得意としながらも、アルゴリズムの変更や追加に簡単に対応でき、また利用者のニーズに合わせてカスタマイズすることも可能です。ユーザはソフトウェアのアップデートを行うことで、新しい製品に買い替えることなく、常に最新のエンコーダを使い続けることができます。



本日発表の製品の概要は以下のとおりです。

CodecSys CE-10 Personal

 ・1080i/pフルHD対応H.264ソフトウェアエンコーダ

 ・最大ビットレート15Mbps、Blu-ray規格対応

 ・商用利用不可

 ・価格:1年ライセンス 19,800円→15,840円(6月中のご購入のみ)

CodecSys CE-10 Professional

 ・1080i/pフルHD対応H.264ソフトウェアエンコーダ

 ・最大ビットレート150Mbps、Blu-ray規格対応

 ・商用利用可

 ・価格:1年ライセンス 198,000円→158,400円(6月中のご購入のみ)

 ・ 1か月ライセンス 24,800円



CodecSys CE-10シリーズの発売に関して代表取締役CEO/社長の三木聡はこうコメントしています。

「新しいフルHD時代のエンタープライズ用途エンコーダーとして開発してきたCodecSysを、PLAYSTATION3というスーパーコンピュータ並みの能力を持つ家庭用ゲーム機を活用して、広くコンシューマー向けプロダクトとして発売できることをうれしく思います。このCodecSys CE-10により、今まで時間のかかっていたフルHDサイズのH.264エンコードを家庭でも手軽に楽しめるようになります。また、画質もエンタープライズ・クラスですので、商業用Blu-rayエンコーダーとして、プロの方々にも十分期待に応えるプロダクトであると確信しています。」



CodecSys CE-10シリーズは今後も様々な改良や機能追加を予定しています。


ということで、既報の通りライセンス制での販売に。
Personal版は1年間ライセンス19,800円、Professional版は1年間ライセンス198,000円とのこと。
Professional版の14日間無料評価版もあるようなので、それで画質や使い勝手は確かめられると思うけど、Personalの最大ビットレート15Mbpsというのは、フルHD動画をエンコードしたい人にとってちょっとキツイ制限ですな。

<関連>
・PS3でH.264変換するソフト「CodecSys CE-10」にリーズナブルなコンシューマ用のパッケージも企画[AV Watch]
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-04-24-8
・PS3をアクセラレータとしてH.264変換するソフト「CodecSys CE-10」のカタログPDFが掲載されていた
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-04-21-2
・PS3を介して高速AVC変換できるPCソフトがNABに出展-フィックスターズ開発のエンコードソフト。[AV Watch]
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2009-04-17-3




続きを読む
2009.05/22 15:00

[GIGAZINE]DVDの最大2000倍の大容量を実現する次世代光ディスク「5次元ディスク」が登場へ、Blu-rayなどを圧倒

GIGAZINEが「DVDの最大2000倍の大容量を実現する次世代光ディスク「5次元ディスク」が登場へ、Blu-rayなどを圧倒」という記事を掲載していた。
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20090522_5d_disc/

このリリースによると、オーストラリアのメルボルンにあるスウィンバーン工科大学の研究チームがDVDと同じサイズの光ディスクでDVDの最大2000倍のデータを格納する技術を開発したそうです。



これはディスクにナノ粒子を採用することで、現在ホログラフィックディスクが採用している3次元の記録方式に、さまざまな異なる波長の色のレーザーを用いた記録方式と、ディスクに光波を当てたときにディスクに含まれる電界の方向がナノ粒子に沿うため、異なる角度から異なる情報を相互干渉せずに記録できる方式を加えた、5次元での記録が可能になるというもの。



そして5次元での記録を行うことで、大容量のデータが格納できるとされていますが、現時点では書き込み速度などが問題となっており、商用利用には5~10年かかると研究者は見込んでいます。



なお、以下のリンクによるとこの技術は現在のディスクドライブ技術と互換性があるもので、現時点で1.6TBの記録容量を実現しているとのこと。また、研究にあたってSamsungとの協定が結ばれたようです。

ということで、また何か新たな(?)光ディスク技術が。
話題には上るものの全然実態が見えてこない他の規格・技術同様、「あぁ、あったよねぇ、、、」って事になりそうなオーラが出まくっとりますな。

記事によれば、現時点で1.6TBで商用利用には5~10年かかるとのこと。
そんなんじゃ今後のHDDやSSDの容量増加ペースについていけない事に変わりないんじゃね?とは思ったけども、NEDO(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)の「情報通信分野のロードマップ(2007年)」によれば、2014年のホームサーバ・PC用ストレージとしては2.5インチのHDD容量が3.0TBとなっていて、この資料の予測を全面的に信用するなら、なにかブレイクスルーが無いとそれほどの容量増加は見込めない様子。

もう、HDDも光ディスクも、記録密度の向上が難しいならサイズの大型化もウェルカムなんだけどなぁ、、、。
5インチHDDを復活させてくれてもオッケーだし、BDと同程度の記録密度で30cmのLDサイズ光ディスクなんかでも自分的には構わんですよ。後者は見て笑うだけで使わないと思うけど(笑)


<関連>
・独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構:情報通信分野のロードマップ(ストレージ・メモリ分野)
 (http://www.nedo.go.jp/roadmap/2007/data/info_rm2.pdf




続きを読む
2009.05/14 14:00

Apple、6月のWWDCでMac OS X Snow Leopardなどを披露[PC Watch]

PC Watchが「Apple、6月のWWDCでMac OS X Snow Leopardなどを披露」という記事を掲載していた。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090514_168527.html

 WWDCでは、次期OSとなるMac OS X Snow LeopardのDeveloper Previewリリースの最終版を提供。これにあわせてテクニカルセッションでは、数百に及ぶ改良点や、64bitアーキテクチャ、QuickTime X、マルチコア/GPUサポート、アクセシビリティ技術などの詳細について説明する。

ぬお、Snow LeopardはWWDCあわせで発売してくれないかと期待してたんだけど、まだDeveloper Previewなのか。

Leopardは買わずにスルーしてるから、ここまで来たらSnow Leopardプリインストールのモデルを待ってやろうかと思ってるんだけども、、、もうちょいおニューのMacはお預けか〜。




続きを読む