「映画」カテゴリーの記事一覧
今村昌平 監督・死去
今平監督が亡くなった。
享年79歳。
今平といえば、、奥崎謙三氏の裁判の時、法廷の中にカメラ分解してを持ち込み、トイレで組み立ててゲリラ撮影をやろうとしていたとか、かなり無茶をしようとしていたようで、、、、ステキだ。
結局それはプランだけで無理と判断(あたりまえ)し、のちに原一男に「ゆきゆきて神軍」の話を持ちかけることになると。
「感染」を観る<結末バレ>
観るつもりは無かったんだけど、BS-iの「感染」が録画されていたので、ちょっと観てみる。
公開時の巷の評判は散々ってのに加え、個人的にもヒットだった作品が0の落合正幸なのでまったく期待はせずだったんだけども、やっぱり案の定、、、。
なんだか「ER」っぽいのをやってみたり「物体X」っぽいのをやってみたりしながら、「このウィルスは意識に感染する」とか言いはじめちゃった頃には、これをどうやってまとめるんだろうと興味津々だったんだけども、やっぱり、そう逃げられちゃいましたか(笑)
というか、雰囲気さえそれっぽくしとけば話はなんでもありかい、、、。
夢オチやそれに類するオチで物語を〆てはいけないとコッカイで決まったのだ。11:3=B
オープニング・クレジットのタイミング
作品の出来・不出来とは別に、その作品を気に入ってしまうことがある。
それは、ある特定のシーンの役者のセリフや芝居だったり、演出だったりする事もあるけども、ワタシの場合にはもうひとつ、オープニング・クレジットでほれ込んでしまう作品がある。
といっても、カイル・クーパーが手がけたオープニングのような凝りに凝ったタイトルバック自体の事ではなく、クレジットが入るタイミングの事だったりする。
そのうちのひとつは、「LOVE SONG」という作品。
舞台は1985年、レコード店で働いている松岡=伊藤英明と、仲間由紀恵演ずる女子高生が、尾崎豊のアルバムをきっかけに物語が始まる青春物で、たぶん世間的には大して有名ではないんだけども、オープニングクレジットの入り方がとても気に入ってる。
開始後10分以上、淡々とドラマはすすみ、それこそクレジットや作品のタイトルが出ていないことすら忘れているようなタイミングで、尾崎の曲とともにフワッとクレジットが現れる。 このタイミングが絶妙で、思い出すようにここだけ再生してみたりすることがあるのだ。
それから、もう1本、素晴しいタイミングでオープニングが始まる作品といえば、市川崑の「悪魔の手毬歌」も忘れられない。 これについてはDVDのライナーでも語られているけども、思わず「おぉ」となるタイミングでの入りかたが感動的。