「ノンフィクションW 黒澤明を救ったアカデミー賞映画 シベリア 苦闘の555日」はWOWOWプライムで明日10/7放送。
http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/101973/index.php

世界の巨匠・黒澤明。全30作品のなかで唯一、日本映画ではない作品、それがソ連映画『デルス・ウザーラ』である。映画再生を懸けて挑んだ知られざる苦闘を解き明かす!

映画界の大巨匠・黒澤明。彼が手掛けた全30作の中で唯一日本映画ではない作品が、『デルス・ウザーラ』。

助監督時代から企画を温めていた黒澤が、63歳にして厳寒のシベリアで撮影、完成まで約2年を要した。そしてその作品は、ソ連にオスカー像をもたらした―。ロシアに眠っていた本邦初公開となる『デルス・ウザーラ』のメイキング映像と、当時を知る関係者の証言から、言葉や文化の壁など、幾多の困難を乗り越えたクロサワの映画愛と不屈の精神を描く。黒澤監督の映画特集と合わせて贈る番組。



“世界のクロサワ”が撮った唯一の外国映画、それが『デルス・ウザーラ』だ。助監督時代から企画を温めていた黒澤明は、1973年に63歳にしてたった5人の日本人スタッフとともにエコノミーチケットでソ連へと渡り、現地のスタッフらと製作。厳寒のシベリアで、言葉や文化の壁を越えての困難な撮影は、約2年の歳月を要した。当時のソ連映画の完全分業制の中、黒澤自ら現場を駆けずり回る姿は、現場の結束力を高めたという。

作品は、ソ連映画としてアカデミー賞外国語映画賞を受賞したが、授賞式に黒澤の姿はなかった。黒澤はどのような現場で指揮を執り、何を思ったのか―。

現在、日本には『デルス・ウザーラ』の資料はほとんど残されていない。 番組は、ロシアに残る本邦初公開を含むメイキング映像(リハーサル、オーディション、編集作業中の黒澤など)に加え、関係者の証言、撮影日誌などの貴重な資料をもとに、黒澤明の映画愛と不屈の精神に迫る。

ということで、黒澤明「デルス・ウザーラ」のドキュメンタリーが。
WOWOW
放送は明日2012.10/7 午前11:00〜12:00 WOWOWプライムで。

現在予定されているリピート放送は、10/15 25:00から。


これまで日本では公開されたことのないメイキング映像が見られるとのこと。
黒澤関連のイベントなんかでは「デルス・ウザーラ」のメイキングフィルムが上映された事もあるそうだけど、「本邦初公開」という位だから、そのフィルムの一部って訳では無いのかな?


なお、「デルス・ウザーラ」本編は10/8 朝09:30からWOWOWシネマにリピート放送が。

<関連>
・をちこちMagazine:黒澤明と『デルス・ウザーラ』
 (http://www.wochikochi.jp/topstory/2011/02/kurosawa.php
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