BS世界のドキュメンタリー「シリーズ 外国メディアが伝えた東日本大震災」はNHK BS1で明日5/14から4夜連続放送。
(http://www.nhk.or.jp/wdoc/yotei/index.html?week=20120514)
世界を駆け巡った震災と原発事故のニュース。海外のメディアは“その後”も見つめ続けていた。外国ならでは視点で作られた震災関連のドキュメンタリーをシリーズで。
5/14「インサイド フクシマ」
冷却機能を失った福島第一原発を巡る、ぎりぎりの闘いを当事者のインタビューを軸に振り返る。管 前首相は「世界のために(犠牲を伴っても)対応をしてほしい」と東電に伝えたと証言。福島原発の作業員は「もうダメだと思った」と吐露する。この他、自衛隊の隊員や消防隊員も登場。関係者の証言と福島の被災者の悲痛な声を織り交ぜ、原発事故直後の対応を描く。(制作国 イギリス/アメリカ)
5/15「津波そして桜」
イギリス人女性監督が東日本大震災の約1か月後 被災地に入り、人々の心の内を丹念に取材したドキュメンタリー。絶望の淵に立ちながら明るく前向きに生きる被災者たちと、津波にさらされても美しい花を咲かせようとする桜。はかない桜の花をモチーフとし、そこに東北の人たちの素朴な声を織り交ぜながら、東日本大震災からの復興を描く映像詩。2012年アカデミー賞短編ドキュメンタリー部門ノミネート作品。(制作国・アメリカ)
5/16「子どもたちが語る“あの日”」
大地震と巨大津波によって、生活を根こそぎ奪われた東北の子どもたち。家族、友人、家、学校、あらゆるものを失い放射能汚染に怯えながら生活を送っている。この作品では、イギリス人監督が子ども達の声を丁寧に聞いていく。子ども達は、津波の恐ろしさを身振り手振りで説明し、無くなった友だちの思い出を語り、そして「将来は放射能を研究する人になって、みんなを助けたい」と話す。(制作国・イギリス)
5/17「フクシマショック」
日本の原発事故は世界に様々な影響を与えた。アメリカでは原発事故が起きた際の避難計画さえない例が多く、原発の安全基準を徹底させようという圧力が増している。原発を止めれば化石燃料による発電が増え、環境への影響が深刻化すると指摘する専門家も少なくない。フクシマが世界に与えた影響を追う。(制作国・アメリカ)
ということで、「BS世界ドキュ」が、海外制作の東日本大震災のドキュメンタリーを放送。
放送は明日2012.5/14〜5/17 NHK BS1で4夜連続放送。
5/14 24:00〜24:50 インサイド フクシマ
5/15 24:00〜24:50 津波そして桜
5/16 24:00〜24:50 子どもたちが語る“あの日”
5/17 24:00〜24:50 フクシマショック
海外制作の震災ドキュメンタリー自体は、CSのディスカバリーチャンネルやナショナルジオグラフィックなんかでも多数放送されてたけども、今回の注目は、2012年のアカデミー賞短編ドキュメンタリー部門にノミネートされた「津波そして桜 / The Tsunami And Cherry Blossom」ですな。
なお、今夜5/13 23:30〜24:00には、NHK Eテレが、サイエンスZERO「シリーズ原発事故(7)冷温停止状態 浮かび上がる課題」を放送。
それから、来週5/19 21:30〜22:20には、NHKスペシャル シリーズ東日本大震災「原子力の安全はいま~事故が世界に与えた衝撃~」を放送。こちらはNHK総合。