仕事学のすすめ「堤幸彦 超多忙流 創造術」はNHK教育で明日3/3スタート。
http://www.nhk.or.jp/etv22/thu/

いま日本映画界で最も仕事をまかせたい監督といわれる堤幸彦さん(55歳)。コミカルな推理ドラマ「トリック」、認知症をテーマにした「明日の記憶」、人気SFコミックの映画化「20世紀少年3部作」など、毎年2,3本の大作や長編テレビドラマを手がけ、斬新な映像とコミカルな演出で観客を飽きさせない。堤さんの仕事哲学は「来た仕事は断らない」。そのため日本一忙しい映画監督といわれ、いわゆる”早録り”を得意とする。しかし、同時に映像にもこだわる。数々のヒットを生み出してきた驚異の仕事術に迫る。


放送は明日2011.3/3から毎週木曜日 22:25〜22:50 NHK教育で。

再放送は翌週木曜日の朝05:35から。
※#4の再放送は3/30 05:10〜と、13:10〜。


きき手:勝間和代
ゲスト:堤幸彦(映画監督・演出家)


各回のお題や内容は以下の通り。

第1回 巨大チームの動かし方(3/03)

堤作品の魅力は短いカットの積み重ねが生むスピード感。膨大なカット数を限られた時間の中で撮影することを可能にしているのが堤組と呼ばれるスタッフである。俳優を入れると100人を超える現場でチームを結束させるため、堤さんが心がけているのが楽しく仕事をすること。俳優に自由にアドリブで演技させたり、自分でも面白いセリフを考える。またスタッフからも笑いのアイディアを募り過酷な現場が少しでも和むような雰囲気作りをしている。堤流仕事術に迫る。



第2回 挫折経験が飛躍を生む(3/10)

映画やドラマでヒットを連発する堤さんは、これまで数々の挫折体験をしてきた。学生運動に幻滅して大学を中退、映像の専門学校に入ったものの仕事は情報番組のアシスタントディレクターから始まった。使えない人材として”電信柱”という屈辱的なあだ名をつけられ、やっとディレクターとなった時には、自分の希望しない高齢者を対象にした演歌・カラオケ番組だった。しかし、くさらず経験を積み重ね今の地位を築いた。堤さんに挫折をどう乗りこえたかについて聞く。



第3回 突破口を見つけろ(3/17)

スケジュールが許す限り仕事を断らないという堤さん。様々なジャンルの仕事をどうすれば面白く演出できるのか。堤さんは何か糸口があれば必ず突破口が開けるという。例えば、池袋ウエストゲートパークというドラマでは、映像を池袋駅周辺で撮ることにこだわり、出演者も地元の人をオーディションするなどリアリティを出すことに成功した。また現場で編集した映像を出演者やプロデューサーに堤さんは見せる。演出意図を分かってもらい、撮り直しを防ぐためである。工夫を重ねる堤さんの仕事術に学ぶ。



第4回 学び直しで人生逆転(3/24)

堤さんは今、大学の通信教育で地理学を学んでいる。人の営みの秘密をさぐる面白みがあり、仕事にも役立つと思ったからだった。例えば映画を作成する過程で、それぞれの作品のテーマに合うロケ地を考える上でとても参考になったという。またこれまで娯楽的な作品を多く作ってきたが、今は社会派的な作品を撮りたいという心境になっているという。自分がやりたいと思ったことは無理なく継続できるという堤さんに学びのコツを聞く。

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 (http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110131/ent11013112280012-n1.htm