YOMIURI ONLINEが「「映像京都」解散、「木枯し紋次郎」など支えた<職人集団>」という記事を掲載していた。
(http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20100831-OYO1T00747.htm)
大映倒産後、映画美術の第一人者、西岡善信さん(88)ら同社京都撮影所のスタッフが設立し、「木枯し紋次郎」など数多くのテレビドラマや映画を手掛けた企画・製作会社「映像京都」(京都市右京区)が31日、解散した。テレビ時代劇の減少などが理由という。伝統的な映像技術を伝えてきた<職人集団>が姿を消すことに、関係者らから惜しむ声が上がっている。
大映倒産の翌年、1972年に創立した映像京都は、京都・太秦の松竹京都撮影所内に仕事部屋を置いて活動を続けてきた。
照明、カメラなどスタッフは約60人で、時代劇から現代劇まで幅広く請け負い、映画は五社英雄監督の「薄化粧」(85年)や市川崑監督の「かあちゃん」(2001年)など約50本、テレビドラマでは古谷一行さんが金田一耕助を演じた「横溝正史シリーズ」、渡辺謙さん主演の「御家人斬九郎」など約200本の製作に携わった。
カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作「地獄門」(53年)のセットなど、独特の映画美術で知られる西岡さんの腕を見込んで持ち込まれる仕事も多く、若い映画製作者の教育の場にもなっていた。
しかし近年はテレビの時代劇が減少傾向。代表を務めてきた西岡さんの体調に不安もあり、今月27日の株主総会で解散を決めたという。社員の一部はフリーで仕事を続ける。同社が携わった作品は、今秋、関西テレビで放送予定の松本清張原作のドラマ「球形の荒野」が最後になる予定。
西岡さんは「残念だが悔いはない。一緒にやってきた若手が今後活躍し、私たちが伝えてきた映画作りの技術を後世に残していってくれれば」と話している。
大きな損失
映画監督・中島貞夫さんの話「時代劇作りには途方もない知識と感性が必要だが、映像京都はそのノウハウと実行力をもっていた。解散は大きな損失だし、寂しく思う。中心メンバーは大映の倒産を経験しているので引き際も美しくしたかったのではないか」
ということで、映像京都が解散してしまう模様。
「木枯し紋次郎」に「盤嶽の一生」、「夜桜お染」、「御家人斬九郎」と、自分が好きで観ていたフジテレビ時代劇を多く制作していたプロダクションだったので、解散は残念ですな、、、。
映像京都に限らず、時代劇ってCSの再放送は比較的多いと思うけど、パッケージソフト化される機会が少ないのは困ったもんだなぁ。
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