ITmedia+Dが「小寺信良の現象試考:逸話だらけの映像記録と編集の歴史」という記事を掲載していた。
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0811/10/news010.html

フィルムから2インチ、1インチ時代までの映像編集のお話。
映像業界と関係ない人おいてけぼりな感じのコラムだけど、自分が知らない時代の話なので、大変勉強になった。


自分も、専門学校時代と仕事を合わせれば、真似事レベルながらフィルム、ビデオ、ノンリニアで編集をやった事があるけど、スティンベックやムビオラという編集機でフィルムをジャーっと回してスプライサでカットしたり、コリコリ表面を削ってからセメント(接着剤)で繋いだりというアナログな操作感は、後にいじる事になったビデオ編集やMacでのノンリニア編集のどれよりも気持ちのいい物であると同時に、慣れないと編集のタイミングがつかみ難くて、いちばん難しかったというのが自分の中での印象だったなぁ。

こういう記事を読むといろいろ思い出してくるけど、自分が経験してきた映像関係の作業って、どれも潰しが利かない感じで、何だかなぁという感じ、、、(笑)

たとえば、シネカメラのミッチェル・スタンダードはいじってた事があるけど、アニメ撮影用に改造されまくったもので、フィルムの装填程度は出来るだろうけど実写撮影が出来るようなスキルはなし。

ビデオも、BVW-75やPVW-2000までのベーカムSPなら一通りは扱えるけど、編集機のプログラマブル・ファンクションを駆使して無理やりコマ撮りアニメ撮影をさせたりしてばっかで、普通のA/Bロール編集なんてほとんどした事なかったなぁ。

CGやるようになってからも、会社がAfterEffects(当時はAdobeじゃなくCoSAというメーカーからでてた)を買ってくれなくて、AdobePremier 2.0や、VideoFusion、Director(こちらも当時はMacroMind ※Macromediaはその後)で無理やりコンポジットをやったりと、そこでもまた変態な使い方ばっかしてて、例えばPremiereで普通の編集らしい編集をした事はほとんど無し(笑)

そんな事を思い出させてくれる記事がITmediaに載るとは思わなかったので、一応日記としてメモ(笑)