なんと山田太一の新作がフジテレビの連ドラに決まった模様。
http://wwwz.fujitv.co.jp/arifureta-kiseki/index.html

タイトルは「ありふれた奇跡」。
「風のガーデン」に続くフジテレビ開局50周年記念ドラマの第2弾として予定されているとのことで、「連続ドラマはもう書かない」と宣言していた山田太一が脚本。

キャスト陣は、仲間由紀恵、加瀬亮、陣内孝則、井川比佐志、風間杜夫、戸田恵子、松重豊、岸部一徳、八千草薫。
メインの演出は「優しい時間」や「星ひとつの夜」を撮った田島大輔とのこと。

あらすじは以下のとおり(番組ページ:イントロダクションより)

 このドラマはある男女とその家族を中心に描かれます。

とある日の夕方、駅のホームに立っている中年男(陣内孝則)。たまたまその場に居合わせた女(仲間由紀恵)と男(加瀬亮)は、その中年男が列車に飛び込もうとしていると感じ、咄嗟に突き飛ばします。しかし、中年男は死ぬつもりなどまったくなかったと言い、ふたりを強く非難しました。ここからドラマはスタートします。ふたりが、中年男が死のうとしていると感じたのには訳がありました。男と女には互いに人には言えない心の傷があったのです。それでもふたりの距離は少しずつ近づいていきます。そして、それぞれの家族――女はその両親と祖母の4人家族。男の方は父と祖父の男三人所帯。どちらも一見普通で、それほどの苦労も抱えていないように穏やかに見えます。しかし、それぞれの登場人物には心の傷があり、家族にも言えない秘密があり…。

と、なんというか、大変に山田太一らしい導入で、これは凄く楽しみ。

いや〜、それにしても、倉本聰と山田太一の新作連ドラを続けて楽しめるとは、なんてすばらしい。

山田作品のベストを挙げるなら、どうしても脂ののっていた70、80年代の作品が多いけど、そんな定期的に観返したくなるような作品を期待したいですな。


<関連>
・山田太一、吉永小百合のドラマ「春までの祭」をCS フジテレビ721で再放送
 (http://catalina.blog.ss-blog.jp/2008-10-23-3

星ひとつの夜

星ひとつの夜

  • 出版社/メーカー: フジテレビ
  • メディア: DVD