月別: 2023年6月

特集 3ヶ月連続 脚本家 渡辺あやの世界：「火の魚」「その街のこども」「ワンダーウォール」「ストレンジャー～上海の芥川龍之介～」は日本映画専門チャンネルで明日6/5から。
（https://www.nihon-eiga.com/osusume/watanabe-aya/#MonthAnc4）

＜「広島発ドラマ　火の魚」＞
世間から取り残された孤独な老人と、時間をいつくしむように生きる女性が過ごすひと夏。命が輝くユーモラスでほろ苦い物語を、瀬戸内・大崎下島を舞台に描く。あるとき小説の装丁を、燃えるような金魚の「魚拓」にしたいと思いついた老作家と、そのために殺される金魚の小さな命を巡って、女性編集者との間にさざ波が立つ…。

＜「阪神・淡路大震災１５年 特集ドラマ　その街のこども」＞
1995 年1月17日午前5時46分、「街」は一瞬で破壊され、ぼくたちは生き残った。偶然出会ったふたりの想いが、夜の街にあふれ出す ――。神戸の街を舞台に、幼いころに実際に震災を体験した森山未來と佐藤江梨子がリアルな感情で挑んだロードムービー。1月17日の震災の日を、15年ぶりに故郷神戸で迎える若い男女の一晩の会話劇を軸にして、彼らの等身大の心の震災を見つめる。

＜「京都発地域ドラマ　ワンダーウォール」＞
京都の歴史ある学生寮「近衛寮」は、一見無秩序のようで、言葉にできない”宝”が詰まっている場所。そこに老朽化による建て替え議論が巻き起こる。新しく建て替えたい大学側と、補修しながら今の建物を残したい寮側。議論は平行線をたどり、ある日両者の間に壁が立った。そして１人の美しい女性が現れる。乱される心と秩序。純粋で不器用な寮生たちの青春物語。

＜「スペシャルドラマ　ストレンジャー～上海の芥川龍之介～」＞
大阪毎日新聞の特派員として上海を訪れた芥川龍之介を芥川の小説世界と、当時の中国の現実を交錯させながら描いた傑作ドラマ。主演に松田龍平を迎え、撮影監督は映画『十三人の刺客』で第34回日本アカデミー賞最優秀撮影賞を受賞するなど、日本映画界を牽引するカメラマン・北信康氏。ほぼ全編を上海で撮影。1920年代の中国が圧倒的映像美で鮮やかによみがえる。

ということで、4月より放送されている特集「3ヶ月連続 脚本家 渡辺あやの世界」。最終月となる6月は、NHKドラマを特集。


放送は明日2023.6/5から下記のスケジュールで。日本映画専門チャンネル。

6/05　17：00～21：20　エルピスー希望、あるいは災いー（全10話）#1-5[再]
6/05　21：20～22：25　広島発ドラマ　火の魚
6/05　22：25～23：50　阪神・淡路大震災１５年 特集ドラマ　その街のこども

6/06　17：00～21：15　エルピスー希望、あるいは災いー（全10話）#6-10（終）[再]
6/06　21：15～22：25　京都発地域ドラマ　ワンダーウォール
6/06　22：25～23：50　スペシャルドラマ　ストレンジャー～上海の芥川龍之介～


＜「広島発ドラマ　火の魚」（2009年・TVドラマ）＞
原作：室生犀星
脚本：渡辺あや
演出：黒崎博
出演：原田芳雄、尾野真千子、岩松了、高田聖子、笠松伴助、藤山喜子、石飛佑樹

＜「阪神・淡路大震災１５年 特集ドラマ　その街のこども」（2010年・TVドラマ）＞
脚本：渡辺あや
演出：井上剛
音楽：大友良英
出演：森山未來、佐藤江梨子、津田寛治、白木利周、中川光子

＜「京都発地域ドラマ　ワンダーウォール」（2018年・TVドラマ）＞
脚本：渡辺あや
演出：前田悠希
出演：須藤蓮、岡山天音、成海璃子、山村紅葉、三村和敬、中崎敏、若葉竜也

＜「スペシャルドラマ　ストレンジャー～上海の芥川龍之介～」（2019年・TVドラマ）＞
原案：芥川龍之介「上海游記」ほか
脚本：渡辺あや
演出：加藤拓
出演：松田龍平、岡部たかし、中村ゆり、奈緒、金世佳




このほか、2023年06月の気になる番組はこちら↓
・2023年06月の地上波とBSデジタルの気になる番組
　（http://momo.gogo.tc/ginban/blog/?p=28383）
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映画「背くらべ」(1962)はCS衛星劇場で明日6/5放送。
（https://www.eigeki.com/series/S75158）

師匠の木下惠介監督が愛弟子のために自ら企画し、同門の山田太一助監督が脚本を執筆、大槻義一が監督した純愛メロドラマ。撮影は小原治夫が担当している。至純な兄弟とその母がうたう愛の抒情詩。

富士山が望まれる富士吉田市。この町の一隅に勝田操（乙羽信子）の一家があった。長男の貞夫（川津祐介）には村上という織物工場の一人娘愛子（島かおり）という恋人があり、母の操、弟の勉（石川竜二）はそこで働いていた。貞夫は弟の勉だけは大学にやりたいと、母の操と相談していた。ある日、貞夫の工場で当然先輩の向井（末永功）がなると思われていた係長の椅子に、東京から別の人間が迎えられ…。

ということで、1962年に公開された、木下惠介 企画、山田太一 脚本、大槻義一 監督の映画、「背くらべ」が衛星劇場に。番組ページによればテレビ初放送とのこと。


放送は明日2023.6/5　朝08：45～10：00　CS衛星劇場で。
現在予定されているリピート放送は下記のスケジュールで。
6/14　10：15～
7/08　07：30～
7/20　10：15～


脚本：山田太一
監督：大槻義一
出演：川津祐介、島かおり、乙羽信子、石川竜二、田中晋二、常田富士男、山崎猛



山田太一のフィルモグラフィーを確認すると、1960年に斎藤正夫との共同脚本で映画「明日はいっぱいの果実」という作品を書いてるけど、初めての単独脚本作がこの1962年「背くらべ」という事みたい。


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・2023年06月の地上波とBSデジタルの気になる番組
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ザ・ノンフィクション「私は何者なのか… ～すべての記憶を失った男～」はフジテレビで明日6/4放送。
（https://www.fujitv.co.jp/thenonfx/index.html）

冬の夜…横浜駅前で目覚めた男は全ての記憶を失っていた…自分の顔も名前も分からない…俺は一体何者なのか…なぜ記憶を失ったのか…本当の自分を探す日々が始まった…

ある日突然、過去の記憶を失ってしまったとしたら…
２０１９年１２月、横浜市西区役所に１人の男性が保護された。「自分に関する、すべての記憶がない」と言う男性、もちろん、自らの名前も・・・
冬の夜、横浜駅前の冷たい石畳の上で目を覚ました。持ち物は、ポケットの底から出てきた３１円と、小さなカバン、汚れたタオルのみ。なぜここにいるのか、自分の年齢や名前に至るまで、すべての記憶がなくなっていた。鏡に映った自分の姿を見ても、そこには、見覚えのない男がいる。混乱のまま、当てもなく横浜を歩き回り１２日目、食事もろくに取れずに衰弱していたところを、見回りのボランティアに発見された。名前が分からないままでは生活支援も受けられず、仮の名前が付けられた。保護された場所、横浜市西区から、名字は「西」。同姓同名の住民がいないことを順番に確認し、付けられた名前は「六男」。この日から彼は「西六男」としての人生を始めることになった。
医師による診断は、「解離性健忘症」。心に受けた大きなショックから自らを守るため、それにまつわる記憶を全て忘れてしまうという症状だ。過去の自分をすべて消したくなるほどのショックとは何だったのか？自分に家族はいるのか？探してくれている人はいるのか？そして自分は一体、何者なのか…「本当の自分」取り戻すための日々が始まった。
すべての記憶を失ってしまった男性の「自分探しの旅」の行方は…

ということで、今週の「ザ・ノンフィクション」は、記憶喪失の男性を取材したドキュメンタリー「私は何者なのか… ～すべての記憶を失った男～」。


放送は明日2023.6/4　14：00～14：55　フジテレビで。

語り：松本穂香




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