「陰陽師」原画展 サイン会

運良くサイン会への切符を手にすることができましたので、岡野玲子さんの「陰陽師原画展」の東京会場初日(2002.3.21)に行われたサイン会に行ってきました!

会場は東京国際フォーラムAギャラリー。12時30分頃(サイン会は13時からなのだ)国際フォーラムにつくと、なにやら列が。なんと、原画展にはいるにも入場制限していたのです。30分待ちくらいということでした。(会場内に入って分かったことですが、ギャラリーは結構狭いので、制限しないと歩く場所もないくらいだったでしょう)

私はサイン会の受付の列に並び、受付をすませると「交流ギャラリー」というインターネットもできる(と思う)休憩スペース?のような場所の裏手の小部屋へ続く通路に並びました。受付は名前と整理番号でしっかりチェックされされました。
岡野さんがいた部屋の大きさは10畳くらいかなぁ?晴明神社を始め、白泉社、白泉社の社長さん、大日本印刷、東北新社などから届いたお花が所狭しと飾られていました。(獏さんからのお花は、会場入り口に飾ってありました)
サイン会はゆっくりとしたペースで進み、やっぱり静かだったです。岡野さんは「お天気がよくて良かったですね」「もう桜が咲きましたね」「原画展はもうご覧になりましたか?」とサインを書くときに声をかけていました。

今日の岡野さんのファッションは、フリルのような襟がついたピンクがかったクリーム色のブラウス。Vの形にあいた胸元には、大粒・小粒のパールのネックレス(ビーズもあったかも)が、何連にもなってかかっていました。画集巻末の「スペシャルインタビュー」に衣装についての話が載っていますが、オパール色で統一されていたので、「晴明の魂の色を選んだのかなぁ」と、ちょっと思いました。ヘアはポニーテールのような感じに、後頭部で一つに結ったスタイル。うーん、相変わらず美人な方だなぁ。

受付で「書いてもらいたい名前」を書く紙を渡されていたので、自分の名前を書いてもらいましたが、やっぱり緊張してしまいますね。でも、せっかくの機会だし何かお話しなくては!と思い、「次の巻はいつ頃になりますか?」とお聞きしました。

(えっ、というような顔をして)
岡「ドキドキ」
(ちらっと横のマネージャーさん?アシスタントさん?を見上げて)
岡「今年の…」
私「今年の終わりくらいですか?」
(白泉社の人の方を上目遣いでちらっと見て)
岡「そうですね、今年中には出さないと…11月か…10月か…夏以降になってしまうと思います」
私「ではそれまで画集を眺めて、楽しみに待っています」

と、こんなやりとりをしました。
次の巻(11巻)は今年(2002)の秋頃だそうです(^^)

ホントは内容についてお聞きしたかったんだけども〜…あまりに難解すぎて何を聞いたらいいのか分からなかったのだ。

サイン会の招待状。
白泉社の封筒に入って送られてきました。
モザイクがかかっているところは、住所と名前、整理番号が書かれていました。

当日渡してしまったので、手元にはありません。

裏面。
会場への地図、注意点(あらかじめ用意された色紙にのみサインします、など)が書かれています。

今回のサインです。

自分の名前を入れてもらったので、モザイクかけさせていただきました、ごめんなさい。
ハンドルネームを書いてもらっていた人もいました。

今回も金色の筆で書いて下さいました。

一番上のはんこ。
右側は多分「宝珠」と書いてあると思うのですが、左側は読めない…
漢和辞典で調べないと^^;

真ん中のはんこ。
こちらは「晴明」ですね。

一番下のはんこ。
岡野さんの名前です。

さて、サインをもらったので、続いて原画展へ。

会場内はかなり暗かったのですが、効果的に照明が使われていたので原画はそれほど見づらくはなかったです。柳・梅・桜・睡蓮などが生えているように飾られ、真葛の持っていた丸い香炉も展示されていました。大きさは両手の平をあわせて乗るくらい。直径10センチくらいでしょうか。そしてその横では「佐曽羅」というお香も焚かれていました。10巻で真葛が作った反物による磯も、再現されていました。

原画は各巻から数点ずつ表紙と裏表紙のイラスト、カラーの扉絵など。
一巻から順に展示され、見本用でしょうか、コミックスが置いてありました。

印刷ではつぶれ気味になってしまうような筆の運びが、細部までくっきり。鉛筆がきのところがかなりあり、ポイントを筆で締めている、というような感じでした。カラー原稿はペンではなくほとんど筆で書いているようで、筆運びが本当に見事でした。

見開きのカラーは、真ん中にとじがないので、「一枚の絵」として見られたので、すごく良かったです。

天徳歌合わせのカラーは印刷では全然わかりませんが、左右の州浜は金銀の絵の具が使われていました。白黒の原画はこれでもか、というほどトーンが重ね貼りされ、物によっては3版くらいにわけてありました。毛筆で書かれたセリフ(オヤジの詠んだ詩など)は、岡野さんの自筆だそうです。達筆だなぁ。でもあれだけ管弦をたしなむのだから、当然といえば当然なのかも。
比較的最近のカラーは、日本画用の岩絵の具を使っているみたいでした。

メロディのクーポンで入ったので、絵はがき(2枚)のお土産つき。1枚だけかと思っていたので、結構良かったです。グッズは絵はがきセット(6枚)の他に、テレホンカード2種、玄象の絵皿、原画展のポスターでした。

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