スター・トレック BEYOND (極上爆音)

監督:ジャスティン・リン
脚本:サイモン・ペッグ/ダグ・ユング/ロベルト・オーチー/パトリック・マッケイ・ジョン・ペイン
原作:ジーン・ロッデンベリー
製作:J・J・エイブラムス/ブライアン・バーク/ロベルト・オーチー
音楽 マイケル・ジアッチーノ

ジェームズ・T・カーク :クリス・パイン
スポック:ザカリー・クイント
レナード・マッコイ:カール・アーバン
ウフーラ:ゾーイ・サルダナ
モンゴメリー・スコット:サイモン・ペッグ
ヒカル・スールー:ジョン・チョー
パヴェル・チェコフ:アントン・イェルチン
クラール:イドリス・エルバ
マナス:ジョー・タルシム
カラーラ:リディア・ウィルソン
ジェイラ:ソフィア・ブテラ
フィネガン、ヨークタウン宇宙基地の総責任者:グレッグ・グランバーグ
パリス:ショーレ・アグダシュルー
キーンザー:ディープ・ロイ
シル :メリッサ・ロクスバーグ

スタートレックシリーズは一切見た事がない状態で見に行きました。
今まで見た事がない人にもわかるように作った、と王様のブランチで紹介されていてちょっと面白そうだったので。
マニアならわかるちょこっとした演出はたくさんあったんでしょうが、結果から言うと、結構楽しめました。

が、従来のスタートレックとはかなり趣が異なっているらしいですね。
全然わかりませんが…
そして、レナード・ニモイが死んでしまって、スポック博士は世帯交代したらしい。

劇中の時間の流れが全然わからない。
ヨークタウンに到着し、異星人が助けを求めてからすぐに出発しているように思える。「クルーを集める」と言っているし。
この得体の知れない異星人に対して、すぐ「助けにいこう」って、そんなに簡単に請け負っていいのか?
と思っていたらやっぱり…の結果に。

そして、襲って来た異星人の顔のフィギュアが、ウルトラマン何とか、のように見える。

一番爆音の効果を感じたのは、序盤のワープ?のところ。体がブルブル震えた…








ネタバレ









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異星人カラーラが嘘をついたのは「自分のクルーを助けるためだ」と言っていたが、ジェイラがクラールたちは空から落ちて来て、自分たちをとらえ、立ち向かった自分の父親を殺したと言っていたところを見ると、ジェイラは先住民で、クラール達が侵略者ってことだけど、カラーラの立場がよくわからないまま、エンタープライズ号から滑り落ちて死んでしまった…
のだが、その後カラーラとシル少尉の区別がつかなくなっていた…。

異星人と思っていたクラールは、バルタザール・エディソンという連邦の前組織の宇宙船の船長で、宇宙の開拓のためにUSSフランクリン号で旅に出たが、遭難してしまい救助信号も届かず、捜索にもにも来てもらえずに死亡扱いされていた事を恨んでいた。
カークたちが手に入れたアブロナスで、ヨークタウンを壊滅させて恨みを晴らそうと、墜落した星の先住民(エイリアン)達からエネルギーを摂取して生き延び、エイリアンの姿へと変わってしまっていたのだった。

ジェイラはクラールが放棄したUSSフランクリンを住処とし、修理しながらこの星を脱出しようとしていたが、ラジカセの用なものを発見し、流れてくるロック音楽がお気に入りだったらしい。
この曲を妨害電波として、ヨークタウンを襲おうとしている敵艦隊?に妨害電波として流す訳だが、みんなが「クラッシック」と呼んでいたジェイラ曰く「ビート」は、ビースティ・ボーイズの『Sabotage』だそう。

パヴェル・チェコフが「ここで必要?」と思えるほどちょくちょく出てくるが、これは演じていたアントン・イェルチンが亡くなったかららしい。最後にも「アントン・イェルチンへ捧ぐ」とあったし。

王道的な話の進め方だけど、「お前は見捨てられたんだ。助けになんか来ない」とクラールに言われても、カークがバイクで疾走して来て一緒に転送装置にダイブ、危機一髪送り返されてくるところはちょとわくわくした。
クルー達の今までの関係もよくわからないけど、スポックとウフーラのやりとりは微笑ましかったし、普通のSF映画として楽しめた。
と言う話を会社でしたら、「それはもうスタートレックじゃない…」と言われたけど。

評価:1f


 

インフェルノ

監督:ロン・ハワード
脚本:デヴィッド・コープ
原作:ダン・ブラウン『インフェルノ』

ロバート・ラングドン:トム・ハンクス(江原正士)
シエナ・ブルックス:フェリシティ・ジョーンズ(佐古真弓)
クリストフ・ブシャール:オマール・シー(乃村健次)
バートランド・ゾブリスト:ベン・フォスター(花輪英司)
ハリー・シムズ:イルファーン・カーン(谷昌樹)
エリザベス・シンスキー:シセ・バベット・クヌッセン(深見梨加)
ヴァエンサ:アナ・ウラル(浅野まゆみ)
マルタ・アルヴァレス:アイダ・ダーヴィッシュ(加藤有生子)
リチャード:ジョン・ドナヒュー
アルボガスト:ポール・リッター(星野充昭)
教授:フィリップ・アルディッティ(宮内敦士)
ミルサット:メフメット・エルゲン(天田益男)
パルケル:ファウスト・マリア・シャラッパ(イタリア語版)(平修)
アントワーヌ:グザヴィエ・ローラン(フランス語版)(今村一誌洋)

先日、テレビで「天使と悪魔」を見たせいなのか、ものすごくデジャヴ感が…大まかな話のつくりが似てるのだ。

冒頭のラングドンが記憶をなくして目覚めるところからヴェネツィアあたりまでは、息もつかせぬ展開というような感じだったが、謎解きの部分はそんなに多くなく、観光地を楽しむ映画かも。特にヴェッキオ宮殿の屋根裏とか、イスタンブールの地下貯水池なんかは滅多に見られないような所だと思うので楽しかった。それにしても、あんな細い梁を歩くのに、なんでハイヒール脱がないの?

ヴェッキオ宮殿内の五百人広間にあるジョルジョ・ヴァザーリの大壁画「マルチャーノの戦い」は、去年公開されたのを見たんだけど、あんな感じの絵だったことは覚えてるけど、ちっこい旗のメッセージまでは憶えてない。
天井画を突き抜けて落っこちたと言う事は、あれはセットなのか…




ネタバレ












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天使と悪魔に似てる所
●被害者と思っていた人が真犯人
  天使と悪魔=カメルレンゴ
  インフェルノ=シエナ

●悪人と思ってた人が味方
  天使と悪魔=リヒター隊長
  インフェルノ=WHOのエリザベス・シンスキー

●その人が自作自演、身の危険を置かしてまで事を遂行しようとする
  天使と悪魔=カメルレンゴは反物質の地上での爆発を阻止するために、ヘリに乗って危機一髪パラシュートで脱出
  インフェルノ=シエナは阻止されそうになったウイルス拡散を成功させるため、リモコンでコントロールできなくなった爆弾を手動で爆発させようとする

●最後に自死
  天使と悪魔=カメルレンゴは自分の企みが全て明らかになった後、焼身自殺した
  インフェルノ=シエナは地下貯水池で爆弾を爆発させ、爆死

エリザベス・シンスキーは、ラングドンの昔の彼女だった訳だが、再び別々の道を行くそうで、よりが戻る事はなかった。

当事者ではなく関係者なのに殺されてしまったので、シムズが死んでしまったのはちょっとびっくりしたが…


ラングドンは持ち去ったデスマスクをこっそり返却したけど、警備のカメラに映ってるはずなので、バレるのでは?

それにしてもラングドン教授は相変わらず博識で、よくとっさに思い出せるなぁ。
私は最近はいろんな事が思い出せなくなってるよ。

評価:1f


 

オペラ座の怪人(極上音響映画祭2016:2004年公開作品)

監督:ジョエル・シュマッカー
脚本:ジョエル・シューマカー/アンドリュー・ロイド・ウェバー
原作:ガストン・ルルー
製作:アンドルー・ロイド・ウェバー
製作総指揮:ポール・ヒッチコックオースティン・ショウ/ジェフ・アッバリー/
      ジュリア・ブラックマン/キース・カズンズ/ルイーズ・グッドシル/ラルフ・カンプ

出演
怪人:ジェラルド・バトラー
クリスティーヌ:エミー・ロッサム
ラウル:パトリック・ウィルソン
マダム・ジリー:ミランダ・リチャードソン
カルロッタ:ミニー・ドライヴァー
フィルマン:キーラン・ハインズ
アンドレ:サイモン・キャロウ
メグ・ジリー:ジェニファー・エリソン

ブルーレイの上映でした。
上下左右に枠が入り、字幕が画面の外なので、いつもよりスクリーンが小さく感じる…
2010年(もっと昔のように感じるが)の、劇団四季が吹き替えした特別版を見て以来だが、特別版はもうちょっとエピソードが入っていたので、ディレクターズ・カット版だったのか?
曲は毎年フィギュアスケートで誰かが使ってるからよく知ってるが、「こういうシーンの曲だったのね」と改めて思った。

2週間のイベント上映ですが、土曜に行った事もあってほぼ満席。
先週見た公開2週目のインフェルノは興行第3位だったってホント?と思うくらい、最終上映は10人くらいの入りで、最近は客の入りが両極端な感じ…

クリスティーヌの声がものすっごく美しかったです。
この声が一番美しく聞こえるように調整してるのかなぁ。
パイプオルガンの音も重厚だった。
しかし、ファントム初登場の声はちょっと割れてるような、いまいちな感じ。
元の音源がそうなのかわからないけど、オペラ座での公演のカットのオーケストラはちゃんと前方から、そうでないところは劇場全体から音が鳴ってた。

クリスティーヌの墓石に書かれていた生没年から、猿のオルゴールをオークションで落とした時はクリスティーヌの死後2年たっていることがわかる。幼なじみのラウルはクリスティーヌとほぼ同じ年だとすると、60代半ばのはずだが、当時の60代ってあんなに年取ってしまうのかな。今の感覚だと70後半から80歳って感じだよ。
そして、ファントムはクリスティーヌと同年代のメグの母親より少しだけ若そうだけど、それでも80歳くらいにはなるよねぇ…
タキシード姿のファントムは黒髪のリーゼントだけど、地下の隠れ家では栗毛っぽかったから、あれはヅラなのか…
額の当たりも見にくくなってたし。

上映終了後に拍手する人いるかな?と思ったら、やっぱりいた。
私は拍手しなかったけど。

評価:2a


 

 

 


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