ターザン

監督 ケビン・リマ/クリス・パック
声の出演
ターザン:トニー・ゴールドウィン
ジェーン・ポーター:ミニー・ドライバー
カーラ:グレン・クローズ
ターク:ロージー・オドネル
クレイントン:ブライアン・ブレスト
カーチャック:ランス・ヘンリクセン


3DCGを多用したカメラワークがとにかくすごい!!
葉っぱ一つ一つが動いています。今回「ディープ・キャンバス」を使用して制作されたそうですが、CGムービーと言っても過言ではないかも。(実際、セルに描かれて撮影されてはいないし)
ジャングルの木を滑り降りてくるところは、まるでジェットコースターです。

お話の方はいつもと一緒^^; 悪役クレイトンは「ライオン・キング」のスカーそっくりだし。ターザンは「イギリス貴族の息子」だそうだが、パンフを見るまでわからんかった…。ゴリラと話すときも、人間と話すときも英語では、説得力に欠けるのでは?と思っていたけど、「綿の国星」方式で、ジェーンの前でゴリラと話すときは、ゴリラ語(?)で「ウッ、ホッ、ホッ」と話していました。それにしても、ターザンの人間語習得は、ちょっと早過ぎるぞ??

ターザンの顔は、金城武に似ているので、今度は日本語吹き替えで見てみたいです。

「美女と野獣」のポット夫人とチップ(ちゃんと欠けてる!!)と思われるティーセットが、ちょこっとでてきたのがお茶目でした。
内容とは関係ないけど、見に行った映画館のTHXシアターがパワーアップされたので、音響も良かったです。

評価:


007 ワールド・イズ・ノット・イナフ

監督 マイケル・アプテッド
出演
ジェームズ・ボンド:ピアース・ブロスナン
エレクトラ・キング:ソフィー・マルソー
レナード :ロバート・カーライル
クリスマス・ジョーンズ:デニース・リチャーズ
M:ジュディ・デンチ
ヴァレンティン・ズコフスキー・コルトレーン:ロビー・コルトレーン
ブル:ゴールディー
Q:デスモンド・リューウェリン


私は今まで「007」の映画を見たことがありませんでした。
(TVで放映された時も見てないです)

私のイメージする諜報部員(=スパイ)は、決して名をあかさない(任務の度に偽名は変わる)、任務を遂行するためには、どんな犠牲でも払う(上の命令には絶対服従)、といったものだったんですが、ボンド君は全然違いますねえ〜。名前を聞かれれば、「ジェームス・ボンド」と答えちゃうし(もちろん偽名だとは思うが、何十年も^^;名乗ってりゃ、本名みたいなもんでしょ)、こんな派手なスタンドプレイして、スパイが務まるんか〜!?

それにしても、ハイテク小道具がすごいですね。
絶対故障しないし。
映画を見ながら何度も、「発射ボタンを押しても反応しないミサイル」とか、「登っている途中で切れちゃうワイヤー」等を期待してしまう私…。機械が信用しきれないのだ。
しかし、何故下着は透けないんだろう…(素朴な疑問)
そして、国境を越えているとは思えない、行動(時間)のすばやさ^^;

冒頭で、クルーザーのスナイパーを追いかけてロンドンの街をめちゃめちゃにしましたが、あの後処理はどういう形で落ちついたんだろう?
まさか「スパイがやった」とは言えないだろうし。

そして、ルナシーのファンではない私にとって、大音響のDCSシアターでのあのエンディングのテーマ曲はちょっと…。あまりのうるささに、思わず耳を塞いでしまった…。

ツッコミだらけで、全然感想になってないですね、スミマセン^^; 「超」はつかないけど、娯楽大作です。伝統ある映画らしく、お子さまが見ても大丈夫なように、過激な表現はあまりありません。ですが、「ねえ、あれなにやってるの?」と言う質問は覚悟しておいた方がいいかも。

ちなみにタイトルの「World is not enough」とは、「世界は十分ではない」ではなく(英語力のない私はこう読んだ^^;)、悪役に「I'll give you the world」と言われた時の、ボンドの答えです。「世界じゃ物足りない」と言う意味。

評価:


スリーピー・ホロウ

監督 ティム・バートン
原作 ワシントン・アーヴィング
制作 スコット・ルーディン/アダム・シュローダー
製作総指揮 フランシス・フォードコッポラ/ラリー・フランコ
出演
イカボット・クレーン:ジョニー・デップ
カトリーナ・ヴァン・タッセル:クリスティーナ・リッチ
ヴァン・タッセル夫人 :ミランダ・リチャードソン
バルタス・ヴァン・タッセル:マイケル・ガンボン
トーマス・ランカスター医師:イアン・マクダーミッド
ジェームス・ハーデンブルック公証人:マイケル・ガフ
ニューヨーク市長:クリストファー・リー
ヘシアン・ホースマン:クリストファー・ウォーケン

全編通して、「ダカッ、ダカッ、ダカッ、シャキ〜ン!ばしゅっ!!!」でした^^;(見ればわかる!) 容赦なく首が、文字通り「飛んで」行きます。あまりに見事な切り落としかたなので、「残酷」と感じる暇がないほどです。「首なし騎士」は、地獄の炎で瞬時に傷口を焼くため、血が全く出ません。だから、あまり「悲惨」と感じないのかもしれません。「首なし騎士ホースマン」があまりにタフな為、ホラーの「恐ろしさ」も全然感じませんでした。

一方では現実的に話が進むのですが、もう一方では幽霊を肯定しているので、よく考えると「なんか、ヘン」なのですが、首なし騎士のパワフルさの前には、何もかも消し飛んでしまうくらいです。かっこよささえ、感じます。生きているときの首なし騎士(ちゃんと首があります^^;)は、クリストファー・ウォーケンですが、首がない時のスタントを演じているのは、「スターウォーズ・エピソード1」のダース・モールを演じたレイ・パークだそうです。<顔がないから、わかんない

途中、イカボットが「自分の人生は終わった」と言って、ニューヨークに帰ろうとしたときは、「ちょっと待て!!事件は全然解決してないぞ!?」とあわてましたが、一応、納得のいくエンディングを迎えます。ちなみに、「スリーピー・ホロウ」とは、ニューヨーク近郊に実在する村で、「首なし騎士」は、アメリカではポピュラーな伝説なんだそうです。

オープニングのスタッフタイトルが、背景に合わせて合成され、演出も凝っていて、大変素晴らしいです。

評価:


トイ・ストーリー2(字幕スーパー版)

監督 ジョン・ラセター
制作 ヘレン・プロトキン/カレン・ロバート・ジャクソン
製作総指揮 サラ・マッカーサー
声の出演
ウッディ:トム・ハンクス
バズ・ライトイヤー:ティム・アレン
ジェシー:ジョーン・キューザック
プロスペクター:ケルシー・グラマー
ミスター・ポテトヘッド:ドン・リックルズ
スリンキー・ドック:ジム・バーニー
レックス:ウォーレンス・ショーン
ハム:ジョン・ラッツェンバーガー
ボー・ピープ:アニー・ポッツ
アル・マクウィギン:ウェイン・ナイト
アンディ:ジョン・モリス

今回はいつもの映画館ではなく、DLP(デジタル・ライト・プロセシング)でのデジタルシネマで見るべく、銀座の日劇プラザで見てきました。これは、通常のフィルム上映ではなく、HDのデジタルデータをプロジェクターで直接スクリーンに映写する、と言う新しい映像技術です。

映画の前に、DLP上映であると言う日本語のスーパー(デジタルなのでスーパーとは言わないが)が入るのですが、ここは解像度を低く作ったようで、「おお!ジャギーが見える!!デジタルデータだ!!!」と、変なところに感動する私^^; 字幕スーパーは、多少ジャギーが見えますが、映像自体は非常に鮮明で、色が美しい!そして、画面が揺れない!!

CG技術も、前回の「トイ・ストーリー」と比べて格段にアップしています。特に、ウッディ(操り人形)のTV番組を録画したカットは、白黒画面に操り人形の糸までちゃんと見え、しかも「古い番組」らしく画像がちゃんと(?)荒れています。

ストーリーも、最後まで飽きずに楽しめました。「スターウォーズ」などの超大作のパロディーも、ふんだんに盛り込まれています。ディープな映画ファンじゃなくても、普通に「大作」と言われる映画を見ていれば、わかるレベルなので、その点も良かったです。(でも、映画館全体ではなく、私の座っている回りだけ笑っていたようが気がするが…)

今回も、最後のスタッフロールにNG集付きです。「バグズ・ライフ」から、フリックとハイムリックの特別出演もあります。本編が終わっても、席を立たないでね!

評価:


プロポーズ

監督 ゲイリー・シニョール
制作 ロイド・セーガン/ピング・ハウエンスタイン
出演
レニー・セルウィガー
クリス・オドネル
マライア・キャリー
ブルック・シールズ 

ニューヨークから帰ってくる、飛行機の中で見ました。
話は超単純、初めからラストはわかってしまうのですが、飛行機で見るには、気楽に楽しめて良かったです。
B級コメディ、ってとこでしょうか。

内容とは関係ないけど、機内で「プロポーズ」の前に「海の上のピアニスト」が上映されたのだが、主人公の声の吹き替えが、どちらも中尾隆生(字、合っていたかしら?)だったようで、ちょっと興ざめ。

ちなみに、マライア・キャリーの出演時間は約5分、ブルック・シールズは、約15分くらいです。テレビ東京の「シネマ通信」でおなじみの、ロミーはどこに出ているのか、わからなかったです。(帰ってきてから、出演していることを知ったのだ)

評価:


ミッション トゥ マーズ

監督 ブライアン・デ・パルマ
出演
ゲイリー・シニーズ/ティム・ロビンズ/
ドン・チードル/コニー・ニールセン/
ジェリー・オコーネル/アーミン・ミューラー・スタール

「スペクタクル・パニック巨編」というので、大音量爆発などをちょっと期待していたのだが、そう言うシーンはほとんどなかった。CMでも流れている、巨大な顔の遺跡(みたいなもの)が出てきたときは、ちょっと期待に胸が躍ったのだが、期待通りの展開ではなかった…。

宇宙船内部の無重力の感じ(「2001年の宇宙の旅」ように、船内がぐるぐる回っています。そういや、来年だなぁ)や、宇宙遊泳の様子(こちらは火星をバックに、すごい遊泳のしかたです。見所の一つかも??)は、よく出来ています。が、CGを使ったところ(巨大顔のレンダリングなど)は、CGCGしていて、自然な感じに欠けますね。恐竜などもちょこっと出てくるのですが、「ジェラシックパーク」等と比べると、今ひとつ。

パーツ自体は悪くないのですが、1つにまとまった全体で見ると、こういう点になってしまう…。

宇宙船の自己管理システムって、結構いい加減だなぁ。
それにしても、火星で自給自足で生活できるとは、想像もつかない。
そして、「彼女(彼か?)」は、いったい何歳なんだろう?
「良い旅を」と送られた、彼の寿命と釣り合いがとれない気がするのだが…。その後、彼がどうなるのか、是非知りたい。私はてっきり、「冷凍サンプル」となるのかと思った^^;

評価:


スチュアート・リトル(日本語吹き替え版)

監督 ロブ・ミンコフ
声の出演
スチュアート(声):マイケル・J・フォックス(字幕スーパー版)
          藤原 竜也(日本語吹き替え版)
ミセス・リトル:ジーナ・デイビス
ミスター・リトル:ヒュー・ローリー
ジョージ・リトル:ジョナサン・リップニッキー
スノーベル(声):ネイサン・レイン/恵 俊彰
モンティ(声):スティブ・ザーン/石塚 英彦


のっけから、「なぜ服を着てしゃべるねずみを、誰も不思議だと思わないのだ!?」というツッコミを入れたくなってしまう^^;

人間語を理解する二本足歩行の「新種のネズミ」というわけでもないようだ。ただ、「ねずみを養子にもらう」のは、おかしいというか、変わっていることであるという認識は、あるらしい。

リトル家の飼い猫スノーベルや、近所の猫たちは、「動物語」でしゃべる実写の猫。スチュアートは、変な動きをすることのないCG製に対し、猫たちは調教された「演技」のため、トレーナーを伺ったり、目が宙を泳いだりする事がある。猫とネズミ同じ動物のはずが、両者にはかなりの差が感じられてしまうのだ。ここにどうしても、不自然さが〜〜
そしてスチュアートは、英語も猫語も理解できるのだ。

ねずみのCGは、確かにすごい。あまりの自然さに、すごいと思わせないほどだ。

話の内容とは関係ないが、地下室はジョージのホビールームになっており、Nゲージとか、ジオラマとかが置いてあり、非常にうらやましかった…。もっとドールハウスが出てくるかと思ったが、そうでもなかった。

吹き替えの藤原竜也は、思ったよりもうまかった。(少なくとも、「クリィーミィ・マミ」の太田貴子よりは…)ホンジャマカは、まあまあだったが、プロの声優ではないので、ちょっとけたたましく(これは、せりふが多いためもある)、違和感を覚える。(な〜んか、シロウトくさくなっちゃうんだよね)

内容はお子さま向け、ちょっと中途半端な感じ。

評価:


 

  

 

 

  
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